六月十三日の夜:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
六月十三日の夜
六月十三日の夜
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六月十三日の夜

1932年公開
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ヴェラ・キャスパリーが書卸した原作を「空の花嫁」のアグネス・ブランド・リー、「歓呼の涯」のウィリアム・スレイヴンス・マクナット及びブライアン。・マーロウが脚色 し、「空の花嫁」「歓呼の涯」のスティヴン・ロバーツが監督した映画。主役には「上海特急」「二十四時間」のクライヴ・ブルックが選ばれ、「噂の姫君」のライラ・リー、「七万人の目撃者」「その夜」のチャールズ・ラグルズ「鉄窓と花束」「小間使(1931)」のシーン・レイモンド、「夫を殺すまで」「令女学」のフランセス・ディー、「我等は楽しく地獄へ行く」のエイドリアン・アレン、「小間使(1931)」のメアリー・ボーランド、「歓呼の涯」のビリー・バッツ、「スーキー」のヘレン・ジェローム、・エディー、ヘレン・ウェーア、等が助演している。カメラは「歓呼の涯」「めくらの鼠」のハリー・フィッシュベック。

ストーリー

郊外のグレンウッド・パークには四軒の家が並んでいる。表面は仲の良い隣人同士であるがお互いに内心では嫉視し合っているのである。マーサ・ブレイクとその妹ジンジャーは質素なカッテージに住んでいた。その隣は物持のモロウ夫妻の大邸宅で息子のハーバートと娘のトルーディーがいた。あとの二軒はジョン・ストローンとその妻メイジーと祖父及び小さい息子の一家だった。エレナは何の根拠もないのに夫ジョンとトルーディーと情交あるものと邪推していた。ハーバートとジンジャーとは恋仲であった。メイジーは酒好き、義父と衝突の絶え間がなかった。ある晩カルタ遊びをしていて興奮したエレナはジョンとロルーディーとが密通していると放言した。トルーディーは泣きながら家出して行方不明となった。このために界隈の人たちは騒いで拳銃の音さえも気が付かなかった。だがそれはエレナが理由のない嫉妬のために大変なことを惹起こした自責の念に駆られて自殺したのだった。ジョンは妻の遺書のためにトルーディーに迷惑を掛けては済まないと思い、エルナの自殺の証拠たる遺書を廃棄してしまったので、妻殺しの容疑者として捕縛された。公判廷に於いて隣人たちは自分たちの都合ばかりを考えていい加減な証言をした。ハーバートはジンジョーと秘密結婚していることを母に知られ度くなかった。メイジーは義父と喧嘩していたことを公表したくなかったので聞こえなかった拳銃を聞いたと証言した。モロウ婦人はその時酒密売と取り引きしていたことを匿すためにでたらめを述べた。皆はジョンが有罪だろうと無責任に考えて自分に迷惑のかからない様なことばかり言ったのである。嫁との喧嘩後家を飛び出していたストローン老人は新聞で事件を知って帰宅した。ジンジャーはトルーディーを探し出して伴って来た。トルーディーは自分の迷惑にならぬでもなかったが、ジョンのために有利な証言をした。かくてジョンは無罪放免となった。が六月十三日の夜の事件はグレンウッドの人たちに色々な変化をもたらしたのであった。

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作品データ

原題
Kreuzer Emden
製作年
1932年
製作国
アメリカ
初公開日
1932年
製作会社
ドイツエメルカ・トービス


[c]キネマ旬報社