ロバータ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ロバータ
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ロバータ

1935年公開、コメディ/ミュージカル
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舞台で成功したオット・ハーバッハ作、ジェローム・カーン作曲の同名のミュージカル・コメディーの映画化で、「コンチネンタル」「空中レヴュー時代」のチーム、フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャースに、「自由の翼」「秦西快盗伝」のアイリーン・ダンが加わって主演する。脚色は「小牧師(1934)」のジェーン・マーフィンが「紅雀」のサム・ミンツ及びアラン・スコットと協力して当たり、「世界一の金持ち娘」「七月の肌着」のウィリアム・A・サイターが監督し、「秦西快盗伝」のエドワード・クロンジェガーが撮影した。助演者は「森の男(1933)」のランドルフ・スコット、「紅雀」のヘレン・ウェストリー、「フットライト・パレード」のクレア・ドッド、無名時代のセシル・B・デミル作品に主演したヴィクター・ヴァルコニ、ルイ・アルバーニ等で、舞踏振り付けは主演者のフレッド・アステアが当たった。

ストーリー

ジョン・ケントはフットボールの名選手であるが婚約者のソフィーに愛想を尽かされて、友達のハックがそのジャズ・バンドを率いてパリへ行くのに同行して来る。彼はパリ一流の夫人衣裳店ロバータの経営者の伯母ミニーの許に訪れる。ロバータの衣裳考案主任のステファニーは亡命のロシアのプリンセスであるが、ジョンはそれとは知らず彼女の美貌と美名に心を引かれる。ハックはロバータで伯爵夫人シャーウェンカという婦人に紹介されるが、それは誰あろう彼と同郷のリッチー・ガッツだった。そして彼女はジャックとそのバンドを自分が勤めているキャバレーに斡旋してやり、ハックと彼女とのダンスはパリでの大評判となる。ミニー伯母さんの急死でジョンは衣裳店ロバータを譲られる。彼は衣裳のことは分からないのでステファニーにパートナーとして働いてくれるように頼む。彼がロバータを継承した事を知って、ソフィーは米国からばるばる訪ねてくる。密かにジョンに恋しているステファニーはこの婚約者の出現に落胆する。ところがソフィーがジョンとの仲違いの原因が衣裳の点にあることを知っているハックは、ステファニーとジョンが互いに口には出さぬが思い合っていることを知っているので、ジョンが淑女には向かないといった衣裳をソフィーに着せるようにステファニーに勧めたのである。するとソフィーはその衣裳がたちまち気に入り、早速それを着込んでキャバレーにジョンと同行する。オーバーを脱ぐとジョンは大嫌いな衣裳をソフィーが着ているので怒ってしまいとうとう2人の仲は完全に決裂してしまった。ジョンはその衣裳をステファニーが勧めたと聞いて、ステファニーの 策だと勘違いし彼女をも罵倒して行方をくらます。主人が居なくなり、同時にステファニーも店を辞職したので、ロバータ衣裳店は大困り、ハックとシャーウェンカが主人代わりに新衣裳発表会の準備をする。ステファニーが居ないので新衣裳はめちゃめちゃである。ステファニーはお別れに来て、その醜態を見兼ね、ハックに衣裳考案の応援をする事となる。準備なってロバータの衣裳発表会は、ハックとそのバンドの奏楽 に盛大に催された。ハックはシャーウェンカと共に得意の歌と踊りで興を添え、最後にステファニーも自ら新衣裳を着て歌を歌った。さすがに心にかかると見えて失踪していたジョンも来ていて、ステファニーの美しい歌に聞き惚れ、2人の和解はなった。そしてハックとシャーウェンカも幸福を獲た。

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作品データ

原題
Roberta
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
RKOラジオ映画
ジャンル
コメディミュージカル


[c]キネマ旬報社