ロビンソン・クルーソー(1932):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ロビンソン・クルーソー(1932)
ロビンソン・クルーソー(1932)
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ロビンソン・クルーソー(1932)

1932年公開、アクション
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「ダグラスの世界一周」に次ぐダグラス・フェアバンクスの最近作で「海賊(1926)」「鉄火面」と同様エルトン・トーマスの筆になるストーリー、それを「尖端脚化粧」「君知るやわが悩み」のトム・ジュラハティーが脚色し「珍暗黒街」「拳の王者」のエドワード・サザーランドが監督にあたった。主演者を助けて「愉快な武士道」のウィリアム・ファーナム、アール・ブラウン、「砂漠の生霊」「爆笑世界行脚」のマリア・アルバ、その他南洋サモア、マーケサス、フィジ諸島の原住民等が出演する。カメラは「サアド・アラアム 警笛間を衝く」のマックス・ジュポンが担当である。

ストーリー

ダグラス・フェアバンクスとファーナムとブラウンの三人はスマトラへ虎狩りに出かける途中、無人島を発見し、ロビンソン・クルーソーの原始的な話に花が咲いた。現代ではクルーソーのような冒険的な生活をする勇者は一人もいないだろうという話からダグラスは今様クルーソーの役を買って出た。ファーナムとブラウンがスマトラで虎狩りの帰途この無人島ヘ立ち寄って今様クルーソーの生活が成功か不成功かに二千ドル賭けてダグラスは無人島へ、船は一路スマトラへ向かった。ダグラスは愛犬を連れ意気揚々と無人島の生活を始めた。豊富な果実は彼の胃を満たし、やがて猿や、山羊を部下に、現実を離れタ夢幻とはこのことであろう彼の生活だった。四週間も経ちカレンダーは一つ一つ木に掘られた。ある日のことダグラスはこの無人島の海浜にあるべからざる人間の足跡を見た。それは喰人種の男である。ものすごい格闘の後ダグラスは彼を生け捕り、首輪にしていた真空管でサンフランシスコからのラジオをこの無人島に聞き有頂天になった。一方、とある島で原住民の娘マリアは将に結婚式を挙げようとしていた。が、このモダンな原住民娘は同族の因襲的な結婚をきらい逃れて無人島に漂着した。そしてラジオを聞き驚いて逃げる途中ダグラスの設けた野獣の罠に陥って気を失った。ダグラスは彼女を勢っている間に部下にし損なった人のフライデイは虚を見て逃れ、急を同族に告げた。が一方モダンな原住民娘マリアは恋に国境なしと詐り、この英雄に可憐な乙女心を捧げる始めた。スマトラに向かったファーナム等二人はダグラスの気象を知っていたので、とある島の原住民に頼みダグラスを捕らえさせ二千ドルをせしめようとした。依頼された原住民の襲撃を喰ったがダグラスはラジオと原住民娘マリアに助けられ反対に原住民たちは獣類の罠に陥ってしまった。その時ファーナム等は首尾を見に現れダグラスの勝利となった。一方、急を聞いて喰人種が駆けつけ、ここにダグラスの痛快な活劇が開始され、呆然たる原住民たちを尻目に三人は船に逃げ帰った。船はダグラス等の歓談を乗せて出帆したが驚いたことには原住民の娘マリアがダグラスを慕って船に乗り込んでいた。些か思案投げ首のダグラスを笑ってこの娘の処置にファーナムはまた賭を所望する。しかしダグラスは怖れなかった。それから間もなくニューヨークジーグフェルド座に特異なフラダンスで人気を集める女が現れた。これすなわち原住民娘のマリアであった。

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作品データ

原題
Mr. Robinson Crusoe
製作年
1932年
製作国
アメリカ
初公開日
1932年
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ
ジャンル
アクション


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