わが命つきるとも:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
わが命つきるとも
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わが命つきるとも

1967年7月1日公開、120分
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「ドクトル・ジバゴ」のロバート・ボルトが彼自身の戯曲を脚色、「日曜日には鼠を殺せ」のフレッド・ジンネマンが製作・監督した作品で、アカデミー賞の作品賞に輝いているほか、数々の賞を獲得している。撮影は「モール・フランダースの愛の冒険」のテッド・ムーア、音楽は「カトマンズの男」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は英国舞台俳優のポール・スコフィールド、「息子と恋人」のウェンディ・ヒラー、「モール・フランダースの愛の冒険」のレオ・マッカーン、「バルジ大作戦」のロバート・ショウ、「パリは燃えているか」のオーソン・ウエルズ、スザンナ・ヨークほか。総指揮はウィリアム・N・グラフ。

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ストーリー

イングランド国王ヘンリー8世(ロバート・ショウ)は、若く精力旺盛であった。彼は王妃キャサリンと離婚し、王妃の侍女であるアン・ブーリンとの結婚を考えていた。しかしローマ・カトリックが国教であるイングランド国王の離婚には、ローマ法王の許しを得なければならなかった。王の2度目の結婚を法王に弁護できる者は、サー・トマス・モア(ポール・スコフィールド)をもって他にないと考えられた。モアは王の高等評議会の一員で信仰心あつく、ヨーロッパ中の人々から愛されていた。ある時、モアがチェルシーの領地で、妻のアリス(ウェンディ・ヒラー)、娘のマーガレット(スザンナ・ヨーク)や友人たちとの宴を楽しんでいると、ウォルジー枢機卿(オーソン・ウエルズ)からの使いが来て、ハンプトン宮殿へ召喚された。枢機卿はモアに、ヘンリー8世と王妃の離婚を法王が承認するよう取りはからうように依頼する。しかしモアはそれを拒否した。1年後、ウォルジー枢機卿は王の離婚実現に失敗し、大寺院で寂しく死んだ。ある夜ヘンリー8世がモアの館を訪れた。今や大法官の地位に就いているモアは、王に忠誠こそ誓ったがローマ・カトリックへの信仰から王の離婚に決して賛成しなかった。間もなく評議会がカンタベリー大寺院で招集され、国王はローマ法王に対する忠誠を放棄し、自ら英国教会の主となることが発表された。そうして王はキャサリンと離婚し、アン・ブーリンと結婚式を挙げた。大法官の地位を躊躇なく棄てて、一市井人として静かな生活を送っていたモアだったが、ヘンリー8世が発布した国王至上法に反対したため、大法官秘書クロムウェル(レオ・マッカーン)の策により、査問委員会にかけられる。遂にモアは反逆罪で逮捕され、ロンドン塔に幽閉された。やがて彼はウエストミン・ホールの裁判にて死刑宣告を受ける。モアは長い沈黙を破り、こう宣言した。「私は王の忠実な召使いとして死にます。だが王よりも第一に神のために死ぬのです!」と。

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作品データ

原題
A Man for All Seasons
製作年
1966年
製作国
イギリス
配給
コロムビア映画
初公開日
1967年7月1日
上映時間
120分
製作会社
フレッド・ジンネマン・プロ


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