わがまま者:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
わがまま者
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わがまま者

1932年公開
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「私の殺した男」「小間使(1931)」のナンシー・キャロルと「山猫酒場」「タッチ・ダウン」のリチャード・アーレンとが主演する映画で、マティール・ハウ・ファーナム作の小説「野生の美人」に基づいて、グラディス・アンガーとリリアン・デイとの共同脚色し、「貨物船と女」「時計の殺人」のエドワード・スローマンが監督し、「夜の天使」「貨物船と女」のウィリアム・スタイナーが撮影した。助演者は返り咲きのボーリン・フレデリックを始め、ジョン・ライテル、マーガロ・ギルモア、バーク・クラーク、ドロシー・スティックニー等である。

ストーリー

ミュージカル・コメディーに出演している美しいダンサーのデイジーは由緒ある名家の後とり息子デヴィット・フロストと秘かに結婚した。そして彼がディジーを家に連れて帰ると、貴族的な彼の母親フロスト婦人は非常に驚いた。陽気なデイジーはフロスト婦人の冷たい眼ざしに縛られ鞭打たれるような心地がして片時も意を安んずることが出来なかった。デイヴィッドは妻の窮境に忍びず、一軒の家を彼女のために借りた。そのために彼は伯父の銀行に於ける彼の職を捨てなければならなかった。フロスト婦人はこのことでデイジーを不当にも叱責した。二人の間には可愛い娘の子が生まれた。かくて二年は過ぎた。ある日デイジーは家計不如意の手助けを思い立って、隣家の少女に赤ん坊のお守りを頼んで就職口を探しに出掛けた。しかし歌と踊りのほか何も出来ない彼女に仕事はない。偶然出会った親類のボッデ・ダニエルスと昼飯を共にしてえいる間に、お守りの少女が古いストーブを与えたため赤ん坊は急病になってしまった。途中デイジーの姿を見たフロスト婦人は息子の家に行き病気の赤ん坊を本邸に引き取った。そしてフロスト婦人の主張を容れて一同本邸に暮らすこととなり、すべてフロスト夫人の意の儘にことは運んだ。親類の体で催された夜会の関でデイジーはポップの勧めで酒をのみ泥酔して前後不覚となり、ポップの家出の道連れになった。が宿屋に着いて正気づいた彼女は自分のしていることの恐ろしさを反省して帰邸した。デビィドは彼女を捜査中で留守だった。デイジーはフロスト夫人に逐出されてしまった。五か月の後デイジーは娘を連れ出すことを決心して、ある夜フロスト邸に忍び入った。物音を聞きつけたフロスト夫人は再びデイジーを逐出そうとし二人は激しく言い争った。そこへデイヴィッドが帰って来て、彼は母がデイジーについて虚構していたことを始めて知り母を難詰した。かくててデイジーには幸福が戻ったのである。

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作品データ

原題
Wayward
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント
初公開日
1932年


[c]キネマ旬報社