忘れじの面影(1930):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
忘れじの面影(1930)
忘れじの面影(1930)
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忘れじの面影(1930)

1930年公開
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ニューヨークメトロポリタン・オペラ劇場のソプラノ歌手として知られているグレース・ムーアが初主演の映画。「肉体の呼ぶ声」のドロシー・ファーナムが書き下ろしたストーリーを基に「黎明の剣士」のハンス・クレ-リーとクローディン・ウェストが協力して脚本にまとめ上げ「黎明の剣士」「野生の蘭」のシドニー・A・フランクリンが監督し、「曳かれゆく男」「トレスパサー」のジョージ・バーンズがクランクしたもので助演者は「マダム・サタン」「キートンの恋愛指南番」のレジナルド・デニー、「ビッグ・ハウス」のウォーレス・ビアリー、ガス・シャイ、ジョビナ・ハウランド、ジョージ・F・マリオン等々である。

ストーリー

スウェーデンの有名な歌手ジェニー・リンドはヨーロッパ演奏旅行に非常な成功を収めての帰途、故郷のある村落の宿屋に落ちついた時、作曲家ポール・ブラントに会合した。ポールは彼女に対して侮辱的言辞を弄したので彼女のみならずとの一行の者まで怒らせてしまった。ジェニーは憤慨したが次第に彼に対して好意を持つようになった。また彼の作曲せる歌は彼女が舞台で歌うには事実良いものであった。彼女が非常に疲れている様子なのでポールは彼と一緒にアルプスに西洋に行かぬかと勧めるのであったが未知の婦人に対する彼の態度とあまりに話が唐突なので彼女は怒ってその申し出を一蹴してしまう。その後ジェニーがイタリアで舞台に立っていた時ポールは彼女を訪れ、声に無理があるから大事にならぬ前に自分の叔父であるガルシアという著名な医師の指導をうけるよう忠告したが彼女の怒りを升ばかりであった。彼の忠告を無視して舞台に立った彼女は遂に独唱中倒れたが彼女はポールが恐怖観念を与えたからと彼の罪に帰するのであった。観覧席にいたポールは毒舌を弄して殴られ、それが原因で医師から失明すると宣告された。ポールが瑞典に帰るやジャニーもまた間もなく帰国し、ようやくパウルの言のごとく自分のいたらざることを認め彼を訪れたが、自分の失明することを語るに忍びないポールは既に家から姿を消していた。やがて失明したポールの姿がアメリカの酒場にピアノ弾きとして現れた。ジェニーもまた演奏旅行に渡米し、たまたまポールと一緒に働いているオラフからポールの消息を聞き、ようやく再会した2人は嬉し涙にむせぶのであった。

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作品データ

原題
A Lady's Morals
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社
初公開日
1930年
製作会社
M.G.M 映画


[c]キネマ旬報社