ジュリア・ロバーツらセレブがSNSを開放!? 新型コロナ禍で新たな試み|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ジュリア・ロバーツらセレブがSNSを開放!? 新型コロナ禍で新たな試み

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ジュリア・ロバーツらセレブがSNSを開放!? 新型コロナ禍で新たな試み

世界中で止まらない新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、「STAY HOME」という啓蒙だけでは事態が終息しないという現実を突き付けられたセレブたちが、自らのSNSを活用して感染症の権威から正しい知識を得てもらうという新たな試み「Pass The Mic」が始まった。

イタリアやスペインなどでは、徐々にではあるものの終息の兆しが見えつつあるが、ロシア、ブラジルなどでは依然として感染者数が拡大し、米国の現地時間5月21日には、世界中の感染者数が500万人を突破、死者数は32万人を超えている。そんななか、感染者数が159万人、死者数が9万4000人を超え、世界で一番感染者数と死者数が多いアメリカでは、米トランプ大統領がソーシャルディスタンスを守らないどころか、断固マスクの着用を拒否。以前、「消毒液を注射してみたらどうか」「感染予防のために抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンを服用している」と発言したことで、支持者らから消毒剤の効果についての問い合わせが殺到したり、抗マラリア薬の需要が高まったことで、薬が必要な患者に行き渡らなくなる危険性が報じられた。

また、経済を優先させたいトランプ大統領は、「あまりに早期に経済活動を再開すれば新型コロナウイルスの感染が再び拡大するおそれがある」と警鐘を鳴らした、ホワイトハウス・コロナウイルス・タスクフォースのメンバーで、アメリカ国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長に対して、記者会見に出席させないという強硬手段に出た(その後、ホワイトハウスに感染者が出たため自主隔離)。
それらの言動に危機感を覚えたセレブたちが、アメリカを基盤とした貧困民救助のための民間非営利団体ONE Campaignに賛同し、コロナの感染拡大を阻止するべくSNSを使って少しでも多くの人々に正しい知識を知ってもらおうという試みだ。

ジュリア・ロバーツをはじめとして、同企画に賛同したシェイリーン・ウッドリー、ヒュー・ジャックマン、ペネロペ・クルス、アラン・カミング、サラ・ジェシカ・パーカー、ミリー・ボビー・ブラウン、ジェームズ・マカヴォイなどのセレブが5月21日から3週間にわたってSNSを開放し、1人ずつ別々の権威たちから得た正しい知識を紹介するというもので、初回21日は、ジュリア・ロバーツと、「サタデー・ナイト・ライブ」でブラッド・ピットが演じたファウチ所長のトークがONE Campaignの公式Instagramにて公開。ジュリアの公式Instagramには、コロナについての知識や、抗体テストや、重症患者の治療に使われる血しょうの寄付についてなどの情報が、多数投稿されている。

NY在住/JUNKO

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