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トム・ハンクス、コロナ患者のため2度目の血しょう提供

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トム・ハンクス、コロナ患者のため2度目の血しょう提供

3月に、妻のリタ・ウィルソンとともに撮影先のオーストラリアで新型コロナウイルスに感染し、無事完治したトム・ハンクスが、2度目の血しょうを提供したことがわかった。「Metro」などが報じた。

全米で死者が10万人を超えた5月27日、トムが自身の公式Instagramに、「3つ目の血しょう」というキャプションとともに、血しょうを採取している様子や2パック分の血しょうの写真を投稿。トムは4月にも1パック提供しており、これで3つ目となった。

現在も新型コロナウイルスの特効薬が見つからないなかで、既に感染して完治した人の血しょうを患者に投与したところ、症状が緩和した症例があることから、罹患者の血しょうが注目されている。しかし、完治した感染者でもほとんど抗体が見られない例もあり、すべての罹患者の血しょうが有効なわけではないようだ。

トムはこれまでにも、コロナという名前のせいでいじめられた子どもを励ましたり、オハイオ州の大学の卒業生にリモートでスピーチをするなど、様々な形でパンデミック下で苦しむ人々を助けてきているが、今度は血しょうによって、患者たちを助ける一助を担うことになるかもしれない。

ちなみにこの前日には、イタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリが、3月に家族数名と共に新型コロナウイルスに感染していたことを告白。すでに全員回復しており、「何かの役に立てばという思いで、血液を提供した」ことを明らかにしている。

NY在住/JUNKO

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