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アヌシー映画祭がオンラインで開催!『アナ雪2』にまた会える

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アヌシー映画祭がオンラインで開催!『アナ雪2』にまた会える

6月11日(木)より「ディズニー+(プラス)」で配信スタートする『アナと雪の女王2』
6月11日(木)より「ディズニー+(プラス)」で配信スタートする『アナと雪の女王2』[c]2020 Disney

今年で60周年を迎えるアヌシー国際アニメーション映画祭が、新型コロナウイルスの影響により2020年はオンラインで開催することが決定。プレゼンテーションとして、『アナと雪の女王2』(19)や『チキンラン』(00)と再び出会える場になる事を米Varietyが報じた。

アヌシー国際アニメーション映画祭は、毎年6月にフランスのアヌシーで開催されている国際映画祭。1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門のみを独立させたもので、世界で最も長い歴史と規模を誇るアニメーションの国際映画祭だ。過去に宮崎駿、高畑勲、湯浅政明監督が長編部門でクリスタル賞に輝いている。

今年は新型コロナウイルスの影響によりアヌシーでのリアル開催の中止が発表され、オンラインでの開催となり、アニメーションで大きな業績を残したクリエイターを招いて行う「マスタークラス」もオンラインで行われることとなった。期間は現地時間6月15日~30日に開催される。

現在、オンライン上映に参入しているのは、Netflix、ウォルト・ディズニー、ソニー・ピクチャーズ、カートゥーン・ネットワークスタジオ、『ヒックとドラゴン』(10)のディーン・デュボア監督作品、『チキンラン』(00)、『映画 ひつじのショーンUFOフィーバー!』(19)などで知られるアードマン・アニメーションズなど。上映される作品タイトルには、公開待機中の注目作、悪魔の兄弟が繰り広げるアドベンチャーを描くNetflixのストップモーション・アニメ「ウェンデルとワイルド」、ソニー・ピクチャーズ配給で『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の製作に携わったフィル・ロード&クリス・ミラーの最新作『Connected(原題)』がある。

映画祭の内容の一部を紹介!
■ウォルト・ディズニー
『アナと雪の女王2』(19)の映画製作者が、『アナと雪の女王2』(19)とアナ雪2のドキュメンタリーシリーズ「Into the Unknown: Making Frozen 2」での製作の舞台裏を紹介する。アナ雪の新たなストーリーに出会えるチャンスとなるだろう。ドキュメンタリーシリーズのエピソード1は、現地時間の6月26日(金)からディズニー+(日本では6月11日サービス開始)でも視聴できる。

■ソニー・ピクチャーズ
米で10月23日(金)公開予定の『Connected(原題)』を配信。ビデオプレゼンテーションには、プロデューサーや監督、キャラクターデザイナーなどが出演する予定だ。

■カートゥーン・ネットワークスタジオ
マスタークラスで、過去作のアーティストが共同でストーリーボードのアートについて解説。カートゥーン・ネットワークで放送しているアニメーション「おかしなガムボール」、「サマーキャンプ アイランド」、「Apple & Onion(原題)」のスタッフが公演する。

■ディーン・デュボア監督
『ヒックとドラゴン』シリーズの監督ディーン・デュボアは、米現地時間の6月18日(木)にVarietyの編集長とトークライブを開催。

■アードマン・アニメーションズ
ピーター・ロード監督とニック・パーク監督が出演し、『チキンラン』(00)の20周年を祝う。養鶏場の鶏達の大脱走を描いた人気シリーズで、上映当初の邦題は『チキン・チキン・ラン・ラン』だった。

■バオバブスタジオ
VRアニメ―ション製作会社のバオバブスタジオは、最新没入型体験(VRプロジェクト)『Baba Yaga(原題)』を初上映予定。東ヨーロッパの伝説を元に、2Dポップアップアニメーションやストップモーションなどのクラシックアニメーションスタイルからインスピレーションを得て作られているという。製作チームのQ&Aも現地時間6月23日(火)に開催される。

そのほか、日本からは、コンペティション長編部門で、村野佑太監督『ぼくらの7日間戦争』(19)、山崎貴監督『ルパン三世THE FIRST』(19)、コンペティションTV映画部門では湯浅政明監督のNetflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」が上映される予定だ。

【写真を見る】「日本沈没2020」大地震が起こった日本列島から脱出を試みる家族の姿を描く
【写真を見る】「日本沈没2020」大地震が起こった日本列島から脱出を試みる家族の姿を描く[c]“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners

公式HPより参加認定証を購入すれば、フェスティバル専用のオンラインプラットフォームから視聴可能だ。参加認定証には“Festival”と“Mifa”の2種類あり、長編映画を楽しむ”フェスティバル”は15ユーロ(約1853円※6月8日現在)、長編映画だけでなく、クリエイターの制作の舞台裏やディッスカッションなども楽しめる“Mifa”は110ユーロ(約13,595円※6月8日現在)で販売されている。また、YouTubeでもアヌシー映画祭を含めた様々な映画祭のコンテンツを無料で視聴できる「We Are One : A Global Film Festival」というサイトも立ち上がっている。

節目の年にオンライン開催となってしまったアヌシー映画祭だが、国、場所を問わず新作映画やそれに携わる関係者たちの想いを存分に堪能できる機会となるだろう。

■「アヌシー国際アニメーション映画祭2020 オンライン版」公式HP
https://www.annecy.org/home

■YouTubeでの無料配信サイト「We Are One : A Global Film Festival」
https://www.youtube.com/WeAreOne

■ディズニープラスで配信開始!『アナと雪の女王2』最新プロモーション映像が公開
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