美少女AIにキスを迫る…!?声優、梶裕貴が実写ラブコメ「ぴぷる」で新境地|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
美少女AIにキスを迫る…!?声優、梶裕貴が実写ラブコメ「ぴぷる」で新境地

コラム

美少女AIにキスを迫る…!?声優、梶裕貴が実写ラブコメ「ぴぷる」で新境地

ロボットや人工知能(AI)の技術は日々進歩し、そう遠くない未来に私たちの生活に溶け込んでいるかもしれない。そんな近未来を描くのが、原田まりるの小説「ぴぷる」を原作としたWOWOWで放送中のオリジナルドラマ「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」だ。主人公のアラサー男子と彼が一緒になったAIの女性型ロボットとの出会いをきっかけに、新しい“愛”のあり方を探っていく。

【写真を見る】声優、梶裕貴がひざ枕に癒される「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」
【写真を見る】声優、梶裕貴がひざ枕に癒される「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」[c]2020ドラマ「ぴぷる」製作委員会

AIを家族に迎えて、結婚もできるようになった2030年。冴えないサラリーマンの摘木健一は長年片想いしていた会社の先輩とのデートに失敗し、そのショックから勢いで性交渉機能搭載の人型AIを購入。妻として迎え“ぴぷる”と名づけたそのAIに、早速、夜の営みを試みる健一だったが…なぜか彼女に拒絶されてしまう。なんと、ぴぷるの初期設定を誤り、彼女が年齢に達するまで性交渉はできないというのだ。果たして、健一とぴぷるの結婚生活の行方は…?

梶裕貴がAI美少女にキスを迫る…!
梶裕貴がAI美少女にキスを迫る…![c]2020ドラマ「ぴぷる」製作委員会

健一を演じるのは、人気声優の梶裕貴。「進撃の巨人」や「七つの大罪」など数多くのアニメ作品でメインキャラクターに声を吹き込んできた彼が、本作で実写連続ドラマ初主演に挑んでいる。取引先に鼻であしらわれ、上司にも「今月まだ契約取れてないね」と軽く嫌味を言われるなど、いまいちぱっとしない健一。恋愛においても消極的で、学生時代の失態がトラウマとなり自信のなさが目立つ。そんな健一だが、劇中では、梶が過去に演じてきたラブコメの主人公たちのように、3人の女性といい感じになっているのだ。

梶演じる健一が3人の女性といい感じに!?
梶演じる健一が3人の女性といい感じに!?[c]2020ドラマ「ぴぷる」製作委員会

まずは、健一の憧れの先輩で臼田あさ美演じる吉野凛子から。彼女との初デートにこぎつけた健一は、そのまま流れで彼の自宅へ行くことに。しかし、酔った彼女に迫られ、願ったり叶ったりの展開になるも、健一の“大事なところ”が反応せず、「動いてくれ!」と半泣きで叫ぶはめに…。コンドーム片手に神に懇願する姿がまたなんとも情けなくておかしい。冷静になった吉野は帰宅してしまい、なぜか会社も退職。そのまま彼女は健一の前から姿を消すが、のちに彼の取引先の大学病院に転職していたことが発覚する。

梶裕貴演じる冴えないアラサーサラリーマンの摘木健一
梶裕貴演じる冴えないアラサーサラリーマンの摘木健一[c]2020ドラマ「ぴぷる」製作委員会

吉野への失恋を機に、やけになって購入したのが、アヤカ・ウィルソン扮するAIのぴぷる。あまりのかわいらしさに興奮気味の健一は、起動させたばかりの彼女に、キスや「俺とセックスしてくれ!」と性交渉に及ぼうとするも、上記の理由から断念。その後は、奇妙な同棲生活がスタートし、なにも知らないぴぷるに日常生活のことを教えながら、保護者のような立場に甘んじている。料理にサプリメントを一錠出したり、カレーに大量の砂糖を入れてしまう彼女に振り回されながらも、ゆっくりと絆を育んでいく姿がほほえましい。

ぴぷるを起動させる健一
ぴぷるを起動させる健一[c]2020ドラマ「ぴぷる」製作委員会

ぴぷるのことを相談しに行った研究所で、健一が出会ったのが彼女の開発者でAIの研究をしている深山楓だ。AI研究に夢中で、人の顔が覚えられず耳の形で識別している変わり者。AIをより人に近づけるためにはなりふり構わないところがあり、真顔で「(ぴぷるの代わりに)私と性交渉をするのはいかがでしょうか?」と提案するなど、一般的な羞恥感覚にも欠けている…。
その後も健一に対し、「週に何回射精しますか?」「週に何回性交渉をしたいと考えますか?」といった大胆発言を繰り返し、彼をうろたえさせている。深山を演じる大原櫻子の振り切った演技と、「性交渉は神聖な行為なんだ!」と突っ込む健一こと梶のかけ合いは楽しく、本作の見どころになっている。

深山は健一に対して、ある感情が芽生え始める
深山は健一に対して、ある感情が芽生え始める[c]2020ドラマ「ぴぷる」製作委員会

この四人を中心に、登場人物それぞれの人間関係の悩みにも触れ、人と人とのつながり方についても考えさせられる本作。普段は“イケボ”声優として知られ、声だけしか聞くことができない梶裕貴の、ちょっと残念なキャラクターを演じる姿が、動きや表情を交えて見られるのも新鮮だ。全8話で構成され、6月29日(月)放送の最終話に向けて物語もヒートアップ。再放送も随時されているので、気になった人はチェックしてみてほしい。

文/トライワークス

■「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」
WOWOWプライムにて毎週月曜深夜0:00~ほか放送中
https://www.wowow.co.jp/drama/original/piple/
※6月29日(月)午前10:50より第1~7話一挙放送
WOWOW公式YouTubeアカウント&公式サイトにて、第1話無料配信中(7月13日深夜0:30まで)
劇中で摘木健一(梶裕貴)が副業で配信しているアバターラジオ「ツミキのへや」を7月1日(水)より特別配信
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