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驚愕!本物の「事故物件」で、リモートワークをしてみたら…?

コラム

驚愕!本物の「事故物件」で、リモートワークをしてみたら…?

宣伝担当のお仕事

会話が弾む
会話が弾む

K「レンタルさんは、事故物件に関する依頼を受けたことありますか?」
レンタル「あります。Twitterにはあまり書けないような依頼もありましたし、(事故物件についてのサイトを運営する)大島てるさんのトークイベントに同行したことがあって、それはとてもおもしろかったです。もともと、引っ越しの際には大島てるさんのサイトを見て新居周辺を確認したり、結構気にして選んでいました」
K「そうだったんですね。事故物件に住んでほしいと依頼があったらどうされますか?」
レンタル「1日だけだったらギリOKかな…。僕は住めないですね」

宣伝活動に勤しむKさん
宣伝活動に勤しむKさん

映画宣伝の仕事の大半は地味なものだ。雑誌やテレビ、ウェブメディアへ作品を売り込むための電話、イベント会場や人員の手配、出演者の取材スケジュールの管理、インタビュー原稿の確認など、デスクワークの割合も多い。
学生時代、松竹でインターンを経験し新卒で入社、映画業界に飛び込んで3年が経過したKさんは、イベント開催などの宣伝活動が難しい昨今、本作をどう伝えるべきか悩んでいた。
高校時代には、友達と電気を真っ暗にしてホラー映画を観ることにハマったり、社会人になったいまでもレンタル店で“ジャケ借り”をするという、生粋のホラー映画好きである彼にとって、本作の宣伝を担当できたことは、まさに願ったり叶ったり。それだけに、「宣伝の力が試される作品だなと痛感しています」と話し、責任も強く感じているそうだ。

おいしいケーキとおいしいコーヒー
おいしいケーキとおいしいコーヒー

この日しばらく企画書作成と向き合っていたKさんだったが、かなり煮詰まっているようで、画面上のWordファイルは白紙のままだった。
気分転換のため、持参したコーヒーとケーキを取りだしたKさんは、レンタルさんとホラー映画について話し始めた。

おいしい
おいしい

K「ホラー映画は普段ご覧になりますか?」
レンタル「映画自体を普段そんなに観るタイプではないのですが、ジャンルとしては好きなほうです。洋画はいいんですが、邦画のホラーは怖すぎるので、『リング』とかは、めちゃくちゃ怖いけど好きって感じです」
K「本作は、『リング』の中田秀夫監督が撮られた作品なので、こちらとしてはうれしいお言葉です!ちなみに映画と関係なく、レンタルさんが恐れるものってなんでしょうか」
レンタル「お化けです、この世でお化けだけが恐い。わからない存在に殺されるのは怖いので、もし殺されるなら人間の殺意によって殺されたいです。お化けが恐いので『心霊スポットに一緒に行ってほしい』という依頼も全部断っています」

レンタルさんも同じものを
レンタルさんも同じものを

K「お化けが怖いということは、怪奇現象やポルターガイストが身の回りで起こったら怖いですか?」
レンタル「それは、本当に怖いですね」

ここまで話して、Kさんの目の色が変わる。お化け、怪奇現象、実話、そして自身のホラー映画体験が、彼のなかで結びついた。

部屋は少しずつ暗くなり…
部屋は少しずつ暗くなり…
写真/黒羽 政士

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