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別所哲也が小池都知事を表敬訪問、ショートショートフィルムフェスティバル「映像のいま、映画のいまを伝えられる映画祭に」

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別所哲也が小池都知事を表敬訪問、ショートショートフィルムフェスティバル「映像のいま、映画のいまを伝えられる映画祭に」

今回で22回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」。その代表を務める俳優の別所哲也が28日、東京都庁にて小池百合子東京都知事を表敬訪問し、コロナ禍における国際映画祭を通じて「映像のいま、映画のいまを伝えられる映画祭にしたい」と、開催へ向けて想いを語った。

「SSFF & ASIA」代表の別所哲也が、小池百合子東京都知事と対談
「SSFF & ASIA」代表の別所哲也が、小池百合子東京都知事と対談

今年はコロナ禍の影響を受けて、9月16日(水)から27日(日)の期間で開催される米国アカデミー賞公認の「SSFF & ASIA」。2017年には東京都と共催し、都の観光施策である“東京ブランド”を発信するコンペティションとして「Cinematic Tokyo部門」を設置。東京の魅力を発信するプロジェクトとして、撮影地が東京である作品、未来の東京を想像して描いた作品など、世界各国から毎年多くのショートフィルムが集まる。

また2020年の映画祭では、東京で開催される国際的なスポーツ大会をきっかけとしたショートフィルムを製作し国内外に発信する事業「シネマスポーツプロジェクト」も展開。世界的なラグビーが展開された2019年の東京が舞台の『This is Tokyo』が製作されている。

【写真を見る】「SSFF & ASIA」開催へ向けて気合を見せた、小池都知事と別所哲也
【写真を見る】「SSFF & ASIA」開催へ向けて気合を見せた、小池都知事と別所哲也

本映画祭の代表を務める別所は、「今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、この22年の歴史で初めて6月開催から延期しての開催となります」と説明。オンラインでの開催も拡充し、112の国と地域から応募され厳選された、およそ200作品を上映、配信する形になるが「苦しい時だからこそエンタテインメントの力を信じて、まさに“ステイホームスタイル”の映画祭を模索していく」と語る。

本映画祭と東京都の関係は17年間にも及ぶが、小池都知事も「長い間、映像を通じて世界へ発信いただいていること、うれしく思います。本映画祭の開催、誠におめでとうございます」と祝福。続けて「同映画祭は、才能あふれる若い映像クリエイターの発掘ということで大きな役割を果たしています」と話しつつ、「一方で今年はコロナ禍でウィズコロナの認識のもとで開催されることになり、新しい日常との両立になる。客席を減らしたりセレモニーをオンラインにしたりと、新しい日常の一つのパターンを示してくれると思っています。大変楽しみにしております」と期待を寄せた。

今年はコロナ渦での開催となる「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」
今年はコロナ渦での開催となる「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」

また「Cinematic Tokyo部門」の優秀賞となる東京都知事賞に、オーストラリア作品の『グッピー』が選ばれたことが発表され、小池都知事も「東京がシネマの舞台になって、世界で発信されて、そこにはストーリーがあるということで、この様な形で発表させていただけてとても光栄」と笑顔。9月27日(水)にはアワードセレモニーでの授与が明治神宮で行われるが「私も立ち会えたらいいなと思っています」と語った。

さらに今回のコロナ禍での開催について、各所で議論を重ねたという別所。「リアルに会場にお招きしてどういう形でできるのか。私たちも試行錯誤ですけど、どういうやり方だったら安全なのか。医療に関わる方々にもアドバイスをいただきながら決めました」と苦渋の過程を語った。さらに上映本数は当初の予定と変わっていないと話し、「むしろそこに、このコロナ禍で生まれた作品などを加えて上映する運びになっている」と言及。俳優で監督の斎藤工がオンライン映画を配信していたことなどにも触れ、「映像のいま、映画のいまを伝えられる映画祭にしたい。どういうことをいま、みんなが自問自答しているのか。有名無名関係なくつながっていく。ボーダレスに伝えていきたい」と、今年の映画祭への想いを語った。

取材・文/富塚沙羅

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