草なぎ剛と水川あさみ「愛は理屈ではない」『ミッドナイトスワン』に込めた愛|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
草なぎ剛と水川あさみ「愛は理屈ではない」『ミッドナイトスワン』に込めた愛

インタビュー

草なぎ剛と水川あさみ「愛は理屈ではない」『ミッドナイトスワン』に込めた愛

草なぎ剛と水川あさみが『ミッドナイトスワン』で共演
草なぎ剛と水川あさみが『ミッドナイトスワン』で共演撮影/黒羽政士

『下衆の愛』(15)の内田英治監督によるオリジナル脚本の映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)で、トランスジェンダーの役にトライした草なぎ剛と、娘にネグレクトしてしまう母親役を演じた水川あさみ。チャレンジングな役柄に扮した草なぎたちは、役とどう向き合い、本作で描かれる擬似親子がつむぐ愛をどう受け止めたのか?また、本作で鮮烈な女優デビューを果たした新星、服部樹咲からも、大いに刺激を受けたことを明かした。

主人公は、故郷の広島を離れ、身体と心の葛藤を抱えながらも、新宿のショーパブのステージを踏む凪沙(草なぎ)。ある日、親から強引に頼まれ、親戚の子である桜田一果(服部樹咲)を預かることになる。一果は、凪沙に内緒で習い始めたバレエ教室で、バレエの才能を発揮。凪沙は、彼女と触れ合うことで、母性を引きだされていき、2人の間でいつしか家族愛が芽生えていく。水川は一果の母親、早織役を演じた。

凪沙役で女性らしい魅力があふれる草なぎ剛
凪沙役で女性らしい魅力があふれる草なぎ剛[c]2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS

草なぎは、内田監督自らが手掛けた脚本を読んだ時「なんだろう、これは!こういう形の愛があるのか!」と驚きに近い感動を覚えたそうだ。
「なにかすごいエネルギーというか、愛のかたまりみたいなものをボンと受け取った感じです。理屈を抜きにして、すばらしい作品になるんじゃないかなと思って、うれしくなりました。また、前作の『台風家族』もそうでしたが、オリジナル脚本という点にも惹かれました。共演も、あさみちゃんや真飛聖さん(バレエ教室の先生役)という、過去にご一緒した方々との座組だったから、これは大丈夫だ!と思いました」。

水川も「私も同じで、脚本を読んだ時、すごく感動しました」と興奮気味に語る。「私は、剛さんが主演をされると聞いてから脚本を読んだのですが、剛さんが凪沙役をどんなふうに演じるのかという点にも興味をそそられました」。

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