ジョニー・デップ、DV判決で「ファンタビ」降板もリベンジ誓う!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ジョニー・デップ、DV判決で「ファンタビ」降板もリベンジ誓う!

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ジョニー・デップ、DV判決で「ファンタビ」降板もリベンジ誓う!

ジョニー・デップが、「ハリポタ」シリーズのスピンオフで、はまり役と言われていた「ファンタスティック・ビースト」シリーズで演じていた悪役ゲラート・グリンデルバルド役を降板することが明らかになった。

今回の「The Sun」紙への訴訟で、ジョニーが無実を訴えたにもかかわらず、裁判所が14案件のうち12案件で元妻アンバー・ハード側の主張を認めたことで、実質的に「Wife Beater(妻を虐待する者)」という烙印を押されてしまったことを受けてのもの。

現在、2022年夏公開予定の『Fantastic Beasts and Where to Find Them 3』の撮影のためイギリスに滞在しているジョニーが自身の公式Instagramで明らかにしたもので、撮影中にワーナー・ブラザースから降板を求められ、それを受け入れたことを明らかにした。

「Daily Beast」などが、「ジョニーが、撮影中にグリンデルバルド役を解雇された」と報じているが、ジョニーが使用している「resign」という言葉から、実質的には辞退を求められたことになる。2021年1月11日から5月3日に延期された、アメリカのバージニア州で行われる元妻アンバー・ハードに対する名誉毀損裁判も控えているなかで、すでにシリーズ第一弾と第二弾で演じていた役を撮影中の突然のクビ宣告は、ある意味驚きを持って伝えられている。

出演作を検索できる「IMDb」では、早くも『Fantastic Beasts and Where to Find Them 3』からジョニーの履歴が消去されており、最新作は、ジョニーが製作と主演を兼ねる『Minamata』のみ。1970年代、水俣病の惨状を取材し世界に発信したアメリカ人写真家ユージン・スミスの闘いを描いた同作とあって日本人キャストも多く、今後の動向が気になるところだ。

今回の裁判所の判決について、「現実とは思えない判決」と表現し、上訴することを認めているジョニー。もちろんここで引き下がれば、自ら「Wife Beater(妻を虐待する者)」であることを認めることになるため、徹底抗戦の構えを見せている。ファンらもジョニーを全面的にサポートするとツイートしているが、当然、勝訴した「The Sun」は、「我々は、20年以上にわたって家庭内暴力の被害についてサポートしてきました。どんな事実でも黙認されるべきではなく、今回の判決及び、アンバーの勇気ある行動に感謝します」と強気。

また、家庭内暴力に携わってきた関係者も、「今回の判決は、名声などによって事実が隠蔽されたり歪曲されることがなく、真実が認められたという意味でとても重要なケースとなった」「どんな理由があっても、暴力をふるっていないことが証明できなければ、DVが行われていたと判断せざるを得ない」と語っており、まだまだいばらの道は続きそう。

早くも代役の予想として、コリン・ファレル、ロバート・ダウニー・Jr.、マイケル・シャノンなどの名が挙がっているが、「全く別の作品になってしまう」と嘆くファンも多いようだ。

NY在住/JUNKO

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