アイアンマンやバットマンにも負けない!この冬必見のアクション超大作、ワンダーウーマンの“強さ”とは? - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
アイアンマンやバットマンにも負けない!この冬必見のアクション超大作、ワンダーウーマンの“強さ”とは?

コラム

アイアンマンやバットマンにも負けない!この冬必見のアクション超大作、ワンダーウーマンの“強さ”とは?

経験がモノを言う“戦術”対決!(VSバットマン)

モニターを見つめ顔をしかめるダイアナ
モニターを見つめ顔をしかめるダイアナ[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

戦術に長けたヒーローの代表格がバットマンことブルース・ウェインだ。少年時代に目の前で強盗に両親を殺されたブルースは、犯罪に強い憎しみを抱いて成長する。大富豪である彼は屋敷の地下に秘密基地を建造し、莫大な予算をつぎ込んで戦闘車両バットモービルや戦闘機バットウィングなどを開発。コウモリ型のスーツで素顔を隠し、闇に紛れて凶悪犯罪に立ち向かう。そんな彼がターゲットにするヴィランは、『ダークナイト』(08)のジョーカーに代表される犯罪者たち。その戦いも大がかりなバトルというよりは頭脳戦が中心で、ハッキングなどIT技術を駆使した情報収集や分析など、相手の一手先を読んで行動。『バットマン vs スーパーマン~』ではワナを仕掛けてスーパーマンの超人パワーを封じ込め、『ジャスティス・リーグ』(17)では侵略者ステッペンウルフと戦うため、各地で身を潜めて暮らすヒーローたちを見つけだし共闘を呼びかけた。

ダイアナとスティーブのロマンスにも期待したい
ダイアナとスティーブのロマンスにも期待したい[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

ワンダーウーマンも頭脳にかけてはヒーロー界トップクラスを誇っている。女王である母ヒッポリタ(コニー・ニールセン)からあらゆる知識や英知を学んだ彼女は、第一次世界大戦のころから時代を超えて実戦を経験してきた歴戦の戦士。コンピュータなしでは手も足も出ないバットマンとは、ポテンシャルだけでなく経験値のケタが違う。『バットマン vs スーパーマン~』では、ダイアナがブルースを煙に巻き「坊や」呼ばわりする場面もあった。『ワンダーウーマン 1984』で、邪悪な力で人の心を操るマックス(ペドロ・パスカル)にどんな戦法で挑むのか見どころだ。

敵を倒すのではなく大切な人を“守る”ヒーロー対決!(VSスパイダーマン)

華麗なアクションにも期待が高まる!
華麗なアクションにも期待が高まる![c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

世代を超え愛されているヒーローの筆頭が、“親愛なる隣人”と呼ばれるスパイダーマンだ。誕生のきっかけは、平凡な高校生ピーター・パーカーが特殊なクモに咬まれたこと。超人的な身体能力を得たピーターは、叔父が強盗に殺されたのを機に、市民を犯罪から守ることを決意する。危険を察知する鋭い勘“スパイダー・センス”で身を守り、人工のクモ糸を発射するウェブ・シューターを武器に、夜の街を飛び回る。また、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)では、キャプテン・アメリカやブラック・ウィドウらと戦わざるを得なくなったアイアンマンことトニー・スタークが、戦闘能力よりも仲間たちをサポートする能力に期待してスカウトしたという逸話も。傷つけずに相手の動きを封じ込めることのできるスパイダーマンの力は、まさに”守るための力”と言えよう。

謎の強敵チーターと激突!
謎の強敵チーターと激突![c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

ワンダーウーマンもその目的は人助け。世界を平和にするという理想を胸に人間界に向かった彼女は、いわば“愛の戦士”。戦場でも任務より人命救助を優先し、たとえ敵でも人間相手の時には素手で挑む。戦い方は倒すより攻撃力を削ぐスタイルで、巨大な剣ゴッド・キラーも銃弾を避ける防御に使うなど、そのスタンスはスパイダーマンに近いと言える。しかし、正体は普通の高校生であるスパイダーマンとは、潜り抜けてきた戦地の数が異なる。砲弾をも弾く盾を身につけ、銃弾の動きも見切る素早い動き、鍛え上げた鋭い勘で敵の攻撃をかいくぐるなど防御力もピカイチだ。また、救出した街の人々と勝利を分かちあったり、『ジャスティス・リーグ』では対立するヒーローたちの関係改善に一役買ったりと、気配りや仲間を思う優しさも持ちあわせている。『ワンダーウーマン 1984』でも、ショッピングセンターで銃を向けてきた犯罪者にムチのような“ヘスティアの縄”を使って立ち向かい、傷つけることなく捕獲している。

【写真を見る】成人男性を片手で持ち上げる(!?)ワンダーウーマン
【写真を見る】成人男性を片手で持ち上げる(!?)ワンダーウーマン[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

ワンダーウーマンがワールドワイドに高い人気を獲得した理由のひとつに、彼女を演じるガル・ガドットの魅力がある。女優になる前からモデルとして活躍していた彼女は、高いプロ意識の持ち主。つねに全力で役に打ち込むその一方、長女が産まれた時は女優を辞めることも考えたという家族思いの一面も持っている。強さと優しさを兼ね備えた彼女の素顔は、まさにヒーローそのもの。夫であるヤロン・ヴァルサノは、そんな”強い妻”を称えるTシャツを着て応援した。

チーターとマックスの関係は?
チーターとマックスの関係は?[c] 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC Comics

そんな圧倒的な強さを持つワンダーウーマンの前に、禁断の力を手にした“さらに最強な敵”マックスが立ちはだかる。そのうえ、彼が生み出したワンダーウーマンを凌ぐスーパーパワーを持つチーターの登場で、全人類は滅亡へ向かうことに…。崩壊寸前の世界を救うため、ワンダーウーマンが支払わらねばならない“代償”とは何か?
驚異的な強さ、ドラマチックなストーリー、そして魅力的なキャラクター。アクション・エンターテインメントのあらゆる要素を盛り込んだ『ワンダーウーマン 1984』。歴代のヒーローたちにも負けないパワー、戦略、防御力を駆使してかつてない最強の敵に立ち向かうワンダーウーマンが、2020年最後のハリウッド超大作となる本作でどんな最強ぶりを見せるのか、ぜひ劇場で確かめてほしい!

文/神武団四郎、監修/杉山すぴ豊

関連作品