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菅野美穂が10年ぶりに映画主演!『明日の食卓』で母を熱演

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菅野美穂が10年ぶりに映画主演!『明日の食卓』で母を熱演

菅野美穂が2021年春公開の『明日の食卓』で、10年ぶりに映画主演を務めることがわかった。高畑充希、尾野真千子との共演で、劇中では3人揃って”母親”を演じる。

本作は作家、椰月美智子による同名の衝撃作を、『糸』(20)の瀬々敬久監督が映画化した社会派エンターテインメント。住む場所や環境は全く異なるものの、同じ”石橋“姓で、”ユウ“という名の息子を持つ3家族を軸に、明るく幸せな生活が思いもよらぬ方向へと向かっていく様子が描かれる。

菅野が演じるのは、神奈川県で2人の息子を育てる元フリーライターの留美子。役柄について「私自身が育児中ということもあり、運命を感じる役との出会いでした」とコメント。高畑は大阪のシングルマザーの加奈を演じ、「はじめての瀬々組。とてつもなくパワフルな現場で、あれよあれよという間に時間が過ぎてゆきました」と濃密な撮影を振り返る。そして尾野は静岡県の一見幸せな専業主婦のあすみを演じ、「母を演じることはやはり難しいです」と感想を述べている。

豪華女優陣の共演で、子を持つ親なら誰もが直面する社会問題に切り込む瀬々監督は「それはどんな家族にも訪れうる悲劇で、他者の身になって想像するという、今の分断化された世界のなかで一番必要なテーマだと思えました」と語る。一方、原作者の椰月は「いろいろな意味で問題作となるはずです。期待しかありません」とメッセージを寄せた。

ハラハラドキドキ感とともに、観る側の問題意識も喚起する『明日の食卓』。誰も見たことのない、だが誰にでも起こり得る”母と子の壮絶なドラマ”の行きつく先を見届けたい。

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