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大泉洋『新解釈・三國志』の続編は「毎年やりたい!?」読者の質問に次々回答!

インタビュー

大泉洋『新解釈・三國志』の続編は「毎年やりたい!?」読者の質問に次々回答!

「なぜ大泉さんはいつも場を盛り上げることができるのですか?」(10代・女性)

「人がいる限り、その人たちを笑わせたいと思うからでしょうね。テレビに出ていなくても、誰かが目の前にいれば、いつでもそう思っていますから。ご飯会などでも、“自分が盛り上げなければいけない”と勝手に思ったりしますからね。自分でも、地べたを這うような思いをしてまで、どうして笑いを取らなきゃいけないんだと感じる時もあります(笑)。でも“これをやったらおもしろい”と思ったら、やっぱりやってしまう。そういった意味でも、あなたがもっともやりたいことは?と聞かれたら、“人を笑わせること”になるんだろうなあ。これはもうサガとしか言いようがありません。物心ついた時から、そう思っていたわけですから。

「ここまで来られたのは運命としか言いようがない」
「ここまで来られたのは運命としか言いようがない」撮影/成田おり枝

とはいえ、まさか自分が芸能人や役者になるなんて、夢にも思っていませんでした。大それたことなんてなにもできないような僕が、いまこうやって皆さんを笑わせることができる仕事をしているというのは、本当にありがたいことだなと思います。大学で、たまたま入った演劇研究会で仲間と出会えて。鈴井貴之さんの劇団に安田(顕)が入っていたものですから、その縁でテレビの仕事ができるようになって。すべてが運命としか言いようがありません。もし娘に人生について聞かれたら、『パパはラッキーだったからここまで来られた。君もラッキーだといいね』としか言えないですよね(笑)。

運を引き寄せることができた理由があるとすれば、きっと目の前にある“楽しそう”“おもしろそう”と感じるものを、ガチッと捕まえたからだと思います。“おもしろそう”と感じるところに思い切って飛び込んでみて、どこまでも楽しんでやろうとやってきた結果が、いまなんだと思います」

「コロナになって、久しぶりに観たお芝居が大泉さん主演の『大地』でした。久しぶりに劇場に行けたこと、目の前で大泉さんがお芝居をすることに感極まって、ストーリーが始まってすぐに涙があふれてしまいました。さて質問ですが、大泉さんが今まで演じた役のなかで、もう一度演じてみたい役はありますでしょうか?私は『駆込み女と駆出し男』の中村信次郎のその後が見たいです」(40代・女性)

「確かに僕自身、もう一度演じてみたい役としてパッと思い浮かぶのは、『駆込み女と駆出し男』の信次郎かもしれないですね。あれは本当におもしろくて、いい映画だったなあと。また演じられたら、ぜひやってみたいと思うような役ですね。

『大地』を観ていただいたんですね。ありがとうございます。僕もコロナ禍でステージに立てたということ、そして来てくださったお客さんがいたことに、とても感動しました。お客さんには、劇場のキャパの半分しか入っていただくことができなかったんですが、“隣にいるはずだった人の分まで”という思いで、大きな拍手をしてくださっている皆さんの姿には、ものすごく心を打たれました。誰もが“なにかを見て、楽しみたい”と強く思っていたわけですよね。今年は自粛期間などもありましたが、やっぱり人は娯楽がなければ生きていけないんだと、改めて感じた1年でもあります。不要不急だと言われてしまうのが僕らの仕事ではありますが、それでも僕らの仕事がないと人々はきっと生きていけない。エンタテインメントの大切さがよくわかった気がしています。

笑ったり、楽しむことって、本当に大切なこと。『新解釈・三國志』も、豪華な出演者の方々が揃っていて、とてもお正月映画らしい作品になっています。ハリウッドに進出したり、大河ドラマの主役が決まったりしている小栗(旬)くんのこういう役なんて、もう今後見られないかもしれませんよ(笑)!」

取材・文/成田おり枝

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