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大人顔負け! ファンタジーからホラーまで子どもたちが大活躍する映画

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大人顔負け! ファンタジーからホラーまで子どもたちが大活躍する映画

時に大人顔負けの活躍を見せる子どもたち。映画の中でも、子どもならではの常識に囚われない発想力や機転、純粋な心、友だち同士の友情、などで難題を解決していくことが多々ある。今回はそんな子どもたちがスクリーン狭しと大活躍する映画を紹介してみる。こどもならではの無邪気な愛くるしい面と、健気に敵に立ち向かう姿に大人もヤられるはず!

映画の歴史の金字塔、『ハリー・ポッター』も子ども時代から

【写真を見る】幼き日のハリー。演じたラドクリフもいまや立派な大人に(『ハリー・ポッターと賢者の石』より)
【写真を見る】幼き日のハリー。演じたラドクリフもいまや立派な大人に(『ハリー・ポッターと賢者の石』より)Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and [c] Warner Bros. Entertainment Inc.Harry Potter Publishing Rights [c] J.K.R.[c] 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

映画史に燦然と輝く『ハリー・ポッター』も、最初は子ども時代から。ハリーが成長していく姿を見られるのもこのシリーズの魅力。まだ幼いハリーが慣れない寮生活で友達と仲良くなって、がんばって大人の魔法使いと戦う姿は応援したくなる。後半はだんだん思春期に突入して暗くなっていくが…。ファンタジーと子どもはやっぱり相性がよく、子どもが主人公の映画が一番多く枚挙にいとまがないジャンル。傑作も多いのでぜひ、自分好みの一本をみつけてほしい。

子ども映画の大家が、一番最初に作った作品『グーニーズ』

みんなで力を合わせて大冒険!(『グーニーズ』より)
みんなで力を合わせて大冒険!(『グーニーズ』より)[c]1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『ハリー・ポッター』第1作と第2作の監督であるクリス・コロンバスは、実は子どもを主人公とした映画の名作をたくさん作っている。90年代に一斉を風靡したマコーレー・カルキン主演の『ホーム・アローン』では、子どもならではのユーモアあふれる仕掛けで、家に入ってくる泥棒たちを撃退。その5年前の85年に脚本を手掛けたのが『グーニーズ』だ。主人公マイキーたちグーニーズが、伝説の海賊の残した財宝を探す冒険に出る、といったストーリー。当時の日本の小学生たちの憧れの自転車BMXを乗り回し、秘密基地、洞窟、友情といった少年たちの心をくすぐる要素が詰め込まれ大ヒットした。マイキーが作った「ピタゴラスイッチ」的目覚まし時計も楽しい(『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』の製氷機にも応用されてます)。製作総指揮はスティーブン・スピルバーグで、こちらも子どもの気持ちを知り尽くしたヒットメイカーが携わっており、納得の布陣。

2010年代の子どもが活躍する大ヒット映画と言えば…

大人には見えないピエロ、ペニーワイズとの子どもたちの戦い!(『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』より)
大人には見えないピエロ、ペニーワイズとの子どもたちの戦い!(『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』より)IT [c] 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

ファンタジー以外にも、実は子どもと相性のいいジャンルがホラー映画。子どもの想像力が物語を推進させやすい、というのが理由だろう。ファンタジー然り、常識的には存在しないものをリンクしやすい。2017年に公開された『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』も、まさにその典型。ちなみに原作者のスティーヴン・キングには、子どもたちが主人公の傑作『スタンド・バイ・ミー』もある。ヒットメイカーや大家には、童心を持つ人が多いのかもしれない。

2021年、最初の子どもが大活躍する映画は?

一流ドライバーの姉のジュニとラジコン少女の妹ユジンの最強コンビ(『新感染半島 ファイナル・ステージ』より)
一流ドライバーの姉のジュニとラジコン少女の妹ユジンの最強コンビ(『新感染半島 ファイナル・ステージ』より)[c]2020 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILMS.All Rights Reserved.

これまたホラーの香り漂う『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2021年1月1日公開)では、なんとゾンビ相手に子どもたちが大活躍する。前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』から4年、かつての祖国は全土に広がったウイルスにより、壊滅状態となっていた。わずかに残った人々の中に、母と姉妹とおじさんの一家族が暮らしており、この姉妹がすごい!大人顔負けのドライビングテクニックで、ゾンビたちをなぎ倒す姉、神がかり的ラジコン操作でゾンビたちを撹乱する妹。子どもは守られるもの、という常識をくつがえし、サバイブする姿がたくましい!

そのほかにも、ヨーロッパ映画には子どものピュアな心情を丁寧に描いた作品が多かったり、近年大ヒットしたNetflixオリジナルドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス」や、定番のディズニー作品など、子どもが主人公の映画・ドラマは洋の東西を問わず、かつ、あらゆる時代で傑作が多い。”子どもだまし”なんて言葉に騙されず、ピュアな気持ちでいい映画を選んでほしい。

文/月刊シネコンウォーカー編集部

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