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ジャレッド・レトとダーレン・アロノフスキー監督が再タッグ!鈴木光司のホラー短編を映画化

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ジャレッド・レトとダーレン・アロノフスキー監督が再タッグ!鈴木光司のホラー短編を映画化

『スーサイド・スクワッド』のジョーカー役で知られるアカデミー賞俳優ジャレッド・レトと、『ブラック・スワン』(10)のダーレン・アロノフスキー監督が、ジェイソン・ブラムがプロデュースを務める『Adrift』で、『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)以来約20年ぶりにタッグを組むことが明らかになった。「Deadline」が報じている。

『Adrift』の映画化を、レトは10年以上にわたって切望していたとのこと
『Adrift』の映画化を、レトは10年以上にわたって切望していたとのこと写真:SPLASH/アフロ

『Adrift』は、「リング」シリーズの鈴木光司の短編集「仄暗い水の底から」に収録されている「漂流船」を原作にしたホラー作品。漁船の乗組員たちは、奇妙な遭難信号とともに外洋上に放棄された無人の小型船を発見。港まで曳航することを決め、中へ乗り込んだ彼らは、持ち主のものと思しき航海日誌を見つけ、この小型船が“幽霊船”になった理由を知ることになるという物語だ。
同短編集に収録されている作品は、「浮遊する水」が2003年に中田秀夫監督のメガホンのもと『仄暗い水の底から』として映画化され、2005年には『ダーク・ウォーター』のタイトルでハリウッドリメイク。また2006年にはゾンビ映画界の巨匠ジョージ・A・ロメロが「孤島」の映画化に着手すると報じられたこともあったが、実現に至らないままロメロは2017年にこの世を去った。

【写真を見る】スパイダーマンの宿敵を演じる『モービウス』や『トロン』最新作など、話題作への出演が相次ぐジャレッド・レト
【写真を見る】スパイダーマンの宿敵を演じる『モービウス』や『トロン』最新作など、話題作への出演が相次ぐジャレッド・レト写真:SPLASH/アフロ

今回の報道によると、レトと『モービウス』(近日公開)で製作総指揮を務めるエマ・ラドブルックが原作の映画化権を10年以上にわたって熱望しついに実現したプロジェクトとのこと。アロノフスキーと『ラザロ・エフェクト』(15)ルーク・ドーソンが脚本を執筆。
アロノフスキー監督は先日、ブレンダン・フレイザー主演の『The Whale』をA24製作のもとで手掛けることが発表されたばかり。レトもリドリー・スコット監督の『Gucci』や、人気SFシリーズの第3弾『Tron3』など、話題作への出演が目白押し。待望の再タッグとなる2人が、日本のホラー小説をどのように映像化するのか、続報に期待はふくらむばかりだ。


文/久保田 和馬

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