松山ケンイチ、2年間鍛えた『BLUE/ブルー』ボクサー役への想い語る「負け続けたからこそ得られるものがある」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
松山ケンイチ、2年間鍛えた『BLUE/ブルー』ボクサー役への想い語る「負け続けたからこそ得られるものがある」

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松山ケンイチ、2年間鍛えた『BLUE/ブルー』ボクサー役への想い語る「負け続けたからこそ得られるものがある」

4月9日より公開される映画『BLUE/ブルー』の完成報告会が、3月17日に神楽座にて実施され、松山ケンイチ、木村文乃、東出昌大、柄本時生、吉田恵輔監督が登壇した。

【写真】映画『BLUE/ブルー』の完成報告会が実施された
【写真】映画『BLUE/ブルー』の完成報告会が実施された

本作は、『ヒメアノ~ル』(16)、『犬猿』(18)の吉田恵輔が監督・脚本を務めた、ボクサーたちの生きざまを描く青春映画。リアリティあふれる描写で人間の光と影を表現し続ける吉田監督が30年以上続けてきたボクシングを題材に、自ら脚本を書き上げた作品となっている。挑戦者を象徴する“ブルーコーナー”で戦い続ける負け続きのボクサー、瓜田役を松山ケンイチが演じた。後輩にして日本チャンピオン目前の天才ボクサー役を東出昌大が演じ、ヒロインは、吉田監督作品への出演を熱望した木村文乃が務める。

?田監督作品への出演を熱望したという木村文乃
?田監督作品への出演を熱望したという木村文乃

イベントでは、開口一番「多分、皆さんが観てきたボクシング映画というのはボクサーが再起していくさまが感動的…というのが多かったと思うのですが、今回は再起しません!」と、ユニークな作品紹介をした松山。「2勝13敗と、ずっと負け続けている主人公の瓜田という役を演じたのですが、でも、逆に言うと、負け続けたからこそ得られるものというのが、瓜田にはある気がします。人に対して、ものすごく包容力というか、優しさというか。そういうものをすごく感じるキャラクターになっていると思います」と、自身の役柄について熱く語っていた。

そして吉田監督は、現場エピソードとして「木村さんは俳優として見ていたのですが、男3人は同じジムの後輩…みたいな気持ちで見ていました」と告白。撮影については「俺の感覚ではジムの休みの日に撮っているという感覚。ボクシング映画なんだけど、本当に試合に向けてボクシングをやっているという感覚でいました」と、俳優陣と共に、ボクサー気分でストイックに過ごした日々を振り返った。

また、トークテーマが「最近挑戦していること」になると、松山は「スマホのアプリで、大喜利みたいなことをするものがあるので、それでボケてます。匿名で。おもしろい男になりたいな~と思って。あれおもしろいよね~!」と意外性のある発言。「ボケがおもしろかったら星をもらえるんですけど。(結果は)60くらいボケて星80くらい付いている。すごいのかよく分からない(笑)」と戦績を明かすと、柄本も「写真でひと言みたいなやつ?僕も投稿したことあります。僕は、4つくらいボケて星3とか」と明かして盛り上がっていた。

ちなみに柄本は「ひとりカラオケ」、木村は「丁寧な生活をする」、東出は「ザワークラウトを作ってビタミンを取る」を“最近挑戦していること”として挙げていた。

取材・文/平井あゆみ

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