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『スナイダーカット』に続け!ベン・アフレック主演「バットマン」単独映画、ファンの嘆願運動が白熱

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『スナイダーカット』に続け!ベン・アフレック主演「バットマン」単独映画、ファンの嘆願運動が白熱

ベン・アフレックを主演にした「バットマン」単独映画の製作をワーナー・ブラザースに求めるハッシュタグ「#MakeTheBatfleckMovie」がDC映画ファンを中心に広がりを見せている。アメリカのTwitterではトレンド入りを果たすほどの白熱しており、それに追随するように日本でも多くのDC映画ファンからの投稿が相次いでいる。

『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)で初登場を果たしたあと、『スーサイド・スクワッド』(16)にカメオ出演。そして『ジャスティス・リーグ』(17)に再登場したアフレック演じるバットマン。当時すでにDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の流れを汲み、アフレックの監督、脚本、主演で単独映画の企画が動きだしていたが、アフレックは個人的な理由でプロジェクトから離脱。その後引き継いだマット・リーヴス監督のメガホンのもと、DCEUから独立した作品としてロバート・パティンソン主演の『The Batman』(2022年3月4日全米公開予定)が始動することとなった。

【写真を見る】ファンの声に応えて公開が実現!『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は批評家からも絶賛の声
【写真を見る】ファンの声に応えて公開が実現!『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は批評家からも絶賛の声[c] 2021 Warner Media Direct, LLC All rights reserved. HBO MAX[r] is used under license.

今回のようなハッシュタグでの嘆願運動には「#ReleaseTheSnyderCut」という成功例がある。
『ジャスティス・リーグ』を手掛ける予定だったザック・スナイダー監督が、作品の完成間近で降板(クレジットはスナイダー監督のまま)。『アベンジャーズ』(12)のジョス・ウェドン監督が後任を務め、当初予定されていたダークな作風から一転して娯楽色の強い作品へと大幅な変更が加えられる。結果的に同作は興行、批評の両面で失敗に終わり、その後DC映画ファンの間ではスナイダー監督が想定していたバージョンの公開を求める運動が勃発した。

そして昨年5月に、スナイダー監督自らHBO Maxで“スナイダー・カット”を公開することを発表。追加撮影を経て、3月に配信が開始されるとファンからの熱狂のみならず劇場版を酷評していた批評家からも好意的な声が相次ぐことに。
批評を集積・集計するサイト「ロッテントマト」によれば、劇場公開版ではわずか41%だった批評家からの好意的なレビューは、スナイダー・カットでは71%に跳ね上がっている。
なお、HBO Max未ローンチの日本では『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』のタイトルで初夏にデジタル配信&ブルーレイがリリースされる。

今回のハッシュタグ「#MakeTheBatfleckMovie」が付けられた投稿では、アフレックのバットマン姿を再び見たいという声はもちろん、当初の予定通りアフレックが監督と脚本を務めたバットマン映画が観たいという声も多々見受けられる。
また、DC映画のストーリーボード・アーティストであるジェイ・オリヴァが以前「いままでのバットマン映画で最高の脚本だった」とアフレックの脚本を絶賛したツイートも掘り起こされたことで、原作ファンも反応。
さらに今年初めごろから動きがあった、スナイダー監督が当初構想していた「『ジャスティス・リーグ』3部作構想」を復活させようという署名運動「#RestoreofSnyderVerse」も再加熱することに。


現在監督予定作が多数待機しているベン・アフレック。『The Flash』ではバットマン役に復帰するが…
現在監督予定作が多数待機しているベン・アフレック。『The Flash』ではバットマン役に復帰するが…写真:SPLASH/アフロ

アフレックは現在、ベストセラー児童小説を原作にディズニーが企画開発中のファンタジー映画『Keeper of the Lost Cities』やアメリカン・ニューシネマの名作『チャイナタウン』(74)の舞台裏を描く『The Big Goodbye』など、複数の作品で監督を務めることが報じられているほか、俳優としての出演作も多数待機中。
そのなかには、DCEUの最新作でエズラ・ミラー演じるフラッシュの単独映画『The Flash』(2022年6月3日全米公開予定)があり、マルチバースが展開する同作でふたたびバットマンを演じることが明らかになっている。

はたして今回の嘆願運動が、本格的なバットマン役復帰へ繋がることになるのか。その動向が今後のDCEU作品を大きく左右するだけに、続報から目が離せなくなりそうだ。

文/久保田 和馬

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