石ノ森章太郎の“聖地”で『スーパーヒーロー戦記』完成報告!藤岡弘、の出演も明らかに|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
石ノ森章太郎の“聖地”で『スーパーヒーロー戦記』完成報告!藤岡弘、の出演も明らかに

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石ノ森章太郎の“聖地”で『スーパーヒーロー戦記』完成報告!藤岡弘、の出演も明らかに

今年で誕生から50周年を迎える「仮面ライダーシリーズ」の「仮面ライダーセイバー」と、「スーパー戦隊シリーズ」の45作目となる「機界戦隊ゼンカイジャー」が、シリーズの垣根を超えて共闘する『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』が7月22日(木・祝)より公開。それに先駆けて12日、完成報告イベントが開催され、神山飛羽真/仮面ライダーセイバー役の内藤秀一郎と五色田介人/ゼンカイザー役の駒木根葵汰、そして「謎の少年」役で出演する鈴木福が登壇した。

石ノ森章太郎の“聖地”トキワ荘を再現した豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
石ノ森章太郎の“聖地”トキワ荘を再現した豊島区立トキワ荘マンガミュージアム

両シリーズの生みの親である石ノ森章太郎が青春時代を過ごした聖地・トキワ荘を忠実に再現した豊島区立トキワ荘マンガミュージアムで行われた今回のイベント。内藤はトキワ荘の建物を眺めながら「この場所がなかったら、いまの自分はいないと思っています」と感慨深げに語り、大の「仮面ライダー」ファンである鈴木は「僕に一生好きでいられるものを生んでくださった石ノ森先生をはじめ、多くの方々に感謝しています。石ノ森先生がここに住んでいたのが高校卒業後すぐと聞いて、いまの僕と近い年齢。とても感じるものがあります」と目を輝かせた。

鈴木が演じたのは、物語のカギをにぎる重要な役柄。「3歳や4歳の頃からずっと観てきたシリーズなので、本当にうれしかった」と出演の喜びを語り、「『仮面ライダー』45周年の時に雑誌のインタビューで『5年後には17歳になるので、どんな役でもいいのでライダー作品に出演したい』と言ったのですが、まさかこんなに大きな役で出させていただけるなんて」と満面の笑み。そして「ひとりひとりが際立っていて、ヒーロー全員が揃うシーンは鳥肌もの。観に行かないと損だと、ファンとして確実に言えるぐらいすばらしい作品です」と熱弁を振るった。


【写真を見る】仮面ライダー1号の藤岡弘、が登場!石ノ森章太郎とのエピソードを明かす
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そんななか、記念すべき第1作「仮面ライダー」で仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、が会場に駆けつけ、『仮面ライダー1号』(16)以来5年ぶりに同役を演じ本作に出演していることが発表に。「50年前、ここから仮面ライダーが生まれたと思うと、込み上げてくるものがある」と語る藤岡は、石ノ森との思い出を訊かれ「当時撮影した時に『藤岡くん、子どもたちに焼きついた感動と思い出は、子どもの一生を左右するから真剣に取り組んだほうがいいよ』と言われたことを思い出します。そして『仮面ライダーはいつ死ぬんですか?』と訊ねたら、笑いながら『仮面ライダーは永遠に死なないんだよ』とも仰っていました。それが心に焼き付いています」と明かす。

そして令和の時代のヒーロー2人に「愛と正義と勇気と、感動と希望と夢。これを伝えていくヒーローの役割には責任が伴う。未来を背負っていく子どもたちを失望させないように取り組んでもらいたいと思います。がんばってくれよ」と熱いエール。さらに「仮面ライダーになりたいんですけど、僕はどうしたらいいですか?」という鈴木の問いかけに顔をほころばせながら「人間として成長していかないといけない。心や体や精神を強くして、自分によって多くの影響を与えるんだという気持ちを忘れず、自問自答しながら。まず自分が変われば周りも変わるという気持ちを持って、未来を目指してもらいたい」と、仮面ライダーとしての心構えを説いた。

取材・文/久保田 和馬

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