今掛勇監督&千眼美子が『宇宙の法―エローヒム編―』で果たした挑戦「アニメだからこそ描けるものがある」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
今掛勇監督&千眼美子が『宇宙の法―エローヒム編―』で果たした挑戦「アニメだからこそ描けるものがある」

インタビュー

今掛勇監督&千眼美子が『宇宙の法―エローヒム編―』で果たした挑戦「アニメだからこそ描けるものがある」

『UFO学園の秘密』(15)『宇宙の法―黎明編―』(18)に続くアニメーションシリーズ最新作『宇宙の法―エローヒム編―』がスクリーンに登場(10月8日公開)。1億5千万年前を舞台に、地球の危機と迫力のバトルが描かれる。三部作のすべてを手掛けてきた今掛勇監督は、「アニメーションだからこそ描けるものがある」とコメント。また凛とした魅力を持つ戦士のヤイザエル役を演じた千眼美子は「私にとって、ヤイザエルは憧れのようなキャラクター。ヤイザエルからたくさんの力をもらいました」と清々しい笑顔を見せる。

1億5千万年前を舞台に地球の危機と迫力のバトルを描く『宇宙の法―エローヒム編―』
[c]2021 IRH Press

本作の舞台は、地球神エローヒムが降臨した地球。そこでは宇宙人と地球人とが共存しながら生活していたが、多種多様な種族が飛来するうちに意見の対立も生じ始めていた。「地球における善悪とはなにか」を説くエローヒムが悪質宇宙人の攻撃から地球を護り続けるなか、人類はかつてない危機に直面していく。壮大な世界観を持った作品で、新たな挑戦を果たすことができたという今掛監督と千眼。信頼を寄せ合ったアフレコを振り返るともに、本作の込めた想いをたっぷりと語り合った。

「大事にしたのは、自分の考えや常識を取っ払うこと」(今掛監督)

【写真を見る】今掛勇監督&千眼美子が談笑!アフレコを振り返った
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ーー1億5千万年前を描くことになりました。アニメーションとして描いていくうえで、今掛監督は未知なる世界をどのように想像していったのでしょうか。

今掛監督「“1億5千万年前”を自分の頭で考えてしまうと、どうしても原始的な世界を考えてしまいます。そこで大事にしたのが、自分の考えや常識を取っ払うこと。原作、製作総指揮の大川隆法総裁のお話や資料をいただいた上で “どう感じるのか”ということを大切に、それを絵に込めていきました。1億5千万年前の地球はとても美しい世界なんだとイメージしながら、いろいろな場所を取材して、どこか懐かしく、みんなが住みたくなるような場所、理想的な世界を描きたいと思っていました」

千眼「本作で描かれた1億5千万年前の地球を見て、『こんなにきれいな場所なんだ!』と感激しました。街も美しいですが、そこに住んでいる登場人物たちが愛する地球のために一致団結していくという精神性がとても美しいなと思いました。私はエローヒム様より要請があり、ベガ星から地球へとやってくるヤイザエル役を演じさせていただきましたが、役を通して愛と正義にあふれた世界を生きることができました。これはもう至福!至極の時間でした(笑)」

ーー地球の危機に立ち向かうヤイザエルは、凛とした美しさを持ったキャラクターです。今掛監督が「千眼さんにヤイザエル役はぴったりだ」と思われる点があれば教えてください。

今掛監督「戦っているというか、常にチャレンジをしているというところですね。ヤイザエルは、エローヒム様からの要請があって地球にやって来ます。まったく知らない星にやって来て、使命を果たすために奮闘するわけですが、ヤイザエルはきっと不安だったと思うんです。そんななかでも、頑張って前に進んでいく。千眼さんは、女優の世界にいらっしゃって、いまは信仰をしっかりと持って真理を伝えようとする仕事をしていますよね。そのように突き進んでいるという意味でも、ヤイザエルと千眼さんはとても重なるなと思っています」

ベガ星から派遣されて地球防衛にあたる女戦士ヤイザエルを千眼美子が演じている
[c]2021 IRH Press

千眼「確かに『チャレンジしよう』『諦めないぞ』という気持ちでマイク前に立たせていただきました。でも、私がなぜそういう気持ちを持てるのかというと、監督や現場のスタッフの方が私のことを信じて、任せてくださっているということが、ブースの向こうからものすごく伝わってきたからなんです。私一人でマイク前に立ったとしても、出せる能力も限られています。でも『みなさんが信じてくださっている。それならば役割をしっかりと果たしたい』と感じることで、『いいテイクができるように何度でもチャレンジしたい』という想いが湧いてきました。チャレンジできる自分に変えていただけて、アフレコ当日はものすごくうれしかったです!」


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