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百田夏菜子、ドキュメンタリー映画完成に喜び!「ももクロは日本の芸能界にはない存在になるのでは」と監督語る

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百田夏菜子、ドキュメンタリー映画完成に喜び!「ももクロは日本の芸能界にはない存在になるのでは」と監督語る

TBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして、現在ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されている「TBSドキュメンタリー映画祭2022」。19日、ドキュメンタリー映画『ももいろクローバーZ 〜アイドルの向こう側〜』が上映され、ももいろクローバーZの百田夏菜子と、メガホンをとった酒井祐輔監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。

本作は、2010年にCDデビューを果たして以来様々なかたちでアイドルの常識を覆し続け、“アイドル戦国時代”と呼ばれた2010年代を駆け抜けてきたももいろクローバーZのメンバーや関係者たちのインタビューを通し、その可能性と未来を見つめるドキュメンタリー作品。

舞台挨拶の冒頭からライブなどでお決まりの自己紹介を披露した百田は、大勢のファンが詰めかけ満席となった会場を前に「ライブもできない時が続いたこともあるし、この距離感で皆さんとお会いする機会もなかったので、登場する時にドキドキと緊張しました」と感無量の表情。一方、かねてから“モノノフ”だったという酒井監督は「ファンとして見守りながらテレビプロデューサーとして交流し、彼女たちは将来どうなっていくのか?もしかしたら日本の芸能界にはない存在になるのではないか?という興味があった」と本作の企画意図を説明した。

そんな酒井監督から「なぜソロコンサートをやる気にならなかったの?」と訊ねられた百田は、動揺した様子を浮かべながらも「私にはももクロがあるからというか、そこ以外でなにかをお見せできるものがあまりないから。活動のなかで一番にイメージできるのがグループなんです。ファンの方々にグループをより楽しんでいただけることを考えているので、自分個人というものが選択肢に入ってこないのかもしれないです」と、グループへの強い愛をあらわに。


さらに百田は本編中のお気に入りシーンとして「メンバーとの座談会」を挙げ、「みんなであんなふうに真面目に話すことは普段ないので、こんなふうに思っているんだとうれしくなったり。みんなの想いがわかってほっこりしました」と振り返る。この舞台挨拶の前にもメンバーと会っていたことを明かし「食べたいアイスの話や食べたいラーメンの話ばかり。そんな時間を過ごしていました。今日もももクロは平和です!」とファンに向けて報告。

そして「驚かれることも多いけれど、常にメンバーと一緒にいて、メンバーとの関係性も変わらずきているので、年齢について気にしたことがありません」と、グループ全員が20代後半に突入した現在の心境を語った百田。「自分たちに密着していただける機会をもらえたことはありがたいこと。私たちのなかでも客観的に自分たちを見る機会をいただけて感謝しています」と、改めてドキュメンタリー映画完成の喜びを語っていた。

文/久保田 和馬

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