日本初!全館プレミアムシートのシネコン「109シネマズプレミアム新宿」が東急歌舞伎町タワーに誕生|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
日本初!全館プレミアムシートのシネコン「109シネマズプレミアム新宿」が東急歌舞伎町タワーに誕生

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日本初!全館プレミアムシートのシネコン「109シネマズプレミアム新宿」が東急歌舞伎町タワーに誕生

2023年4月に開業となる国内最大級の超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」の記者発表会が、4月26日に開催。ホテルおよび映画館、劇場、ライブホールなどのエンターテインメント施設からなるこの高層ビルの誕生で、新宿の人の流れが大いに変わりそうだ。とりわけ映画ファンから熱い視線を浴びたのは、9~10Fに位置する全館にプレミアムシートを配した映画館「109シネマズプレミアム新宿」だ。

映画館を運営する株式会社東急レクリエーション取締役常務執行役員である久保正則映像事業部長は、「これまでの映画館の常識を覆す上質な鑑賞環境を提供したいと思っています。心ゆくまで映画の世界に没入していただくことをコンセプトにしました」と自信を持ってアピールする。

【写真を見る】目玉は、3面ワイドビューシアター「ScreenX」
【写真を見る】目玉は、3面ワイドビューシアター「ScreenX」

9Fと10Fの2フロア構成になっていて、シアターは各フロアに4スクリーンずつ配置され、全8スクリーンでトータル752席というかなりゆとりを持った空間となっている。久保映像事業部長は「日本初のプレミアムシネマコンプレックスとなっているので、ゆったりとした贅沢な空間を提供したい」と気合十分に語る。

「シアター内は視覚的なノイズを極力排したモノトーンのシンプルなデザインで、聴覚的にも映画鑑賞に最適な音環境を実現する音響設計となっています。全てのシアターで、スクリーン前方にステージ舞台を設置していて、だいたい奥行き4mぐらいのステージがあり、照明設備も完備してます。映画の舞台挨拶はもちろん、幅広いイベントに対応できます」と語る久保映像事業部長。


 「109シネマズプレミアム新宿」のラグジュアリーなロビーラウンジ
「109シネマズプレミアム新宿」のラグジュアリーなロビーラウンジ

加えて「6番シアターには正面スクリーンに加え、左右の壁面にも映像が投影される3面ワイドビューシアター『ScreenX』も投入します。映画だけではなく、迫力ある音楽ライブの映像などもお届けしたいです」としっかりアピール。

また、9階のメインラウンジは、シネコンのロビーとは異なり、映画鑑賞者専用のラウンジスペースとなっているそうだ。久保映像事業部長によると「ホテルのラウンジのような落ち着いたなかに、新宿歌舞伎町の街の色を感じさせるような印象的なアイテムやアートを散りばめた空間になります」とのこと。さらに、映画史に残る名作のワンシーンをさりげなく感じさせるようなインテリアも配置されているとのことで、大いにそそられる。

新宿歌舞伎町がさらに熱くなりそう!
新宿歌舞伎町がさらに熱くなりそう!

この日は「109シネマズプレミアム新宿」のほか、新宿エリアで最大級となるライブホール「Zepp Shinjuku (TOKYO)」(B1F~B4F)や、演劇・音楽・映像など幅広いコンテンツを発信していく劇場「THEATER MILANO-Za」(6F~8F)や、「HOTEL GROOVE SHINJUKU」(18F~38F)、「BELLUSTAR TOKYO」(39F~47F)という2つのホテルのロゴやコンセプトも発表された。

新宿歌舞伎町といえば、インバウンド観光の拠点でもあるが、「東急歌舞伎町タワー」がオフィスを入れず、エンタテインメントに特化した超高層タワーとなる点はかなり画期的かもしれない。開業まであと1年となったが、映画館を含め、いまから完成が待ち遠しい!

取材・文/山崎伸子

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