私生活を赤裸々にして勝訴を手に入れたジョニデ、インスタで勝利を報告!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
私生活を赤裸々にして勝訴を手に入れたジョニデ、インスタで勝利を報告!

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私生活を赤裸々にして勝訴を手に入れたジョニデ、インスタで勝利を報告!

4月11日から約6週間にわたって行われていた裁判で、現地時間の1日、7人の陪審員がジョニー・デップの勝訴を決定。約4か月ぶりにInstagramを更新し、ファンらとともに喜びを分かち合った。ハリウッドのキャンセルカルチャーの影響などによって最後の主演作となっていた『MINAMATA-ミナマタ-』(20)の米国での公開を告知した2月11日以来の更新となった。

【写真を見る】ジョニー・デップがインスタで、ファンと勝訴の喜びを分かち合った
【写真を見る】ジョニー・デップがインスタで、ファンと勝訴の喜びを分かち合った写真はJohnny Depp(@johnnydepp)公式Instagramのスクリーンショット

同裁判は、2012年から交際を始め、2015年に結婚したものの、2017年にジョニデのDVを理由に離婚にいたったアンバー・ハードが、2018年に「Washington Post」へ寄稿した性暴力に関する記事について、ジョニデが名誉毀損で訴えたもの。それに対してアンバーも逆訴訟しており、双方が実際に裁判所に出向き、私生活を赤裸々に告白するハリウッドセレブとしては異例の裁判となった。

英国では敗訴し、「ワイフビーター」の汚名を着せられていたジョニデ。そのせいで、『パイレーツ・オブ・カリビアン6』の続投話がお蔵入りになっていたほか、ジョニデが2020年11月にInstagramで明らかにしていたとおり、既に撮影が開始されていたにもかかわらず、ハマり役と言われていた『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(22)の降板を余儀なくされていた。

裁判後は上機嫌でファンに手を振っていたという
裁判後は上機嫌でファンに手を振っていたという[c]SPLASH/AFLO

Me Tooなどの時代の流れもあり、訴訟当初はジョニデに有利と言われていたヴァージニアでの裁判の行方が危ぶまれていたが、ジョニデが私生活での醜態をさらしてでも明らかにしたかった真実により、わずか2日間で、必要条件だった陪審員7人の満場一致でジョニデの勝訴が決定。ジョニデは、5000万ドル(約65億円)の賠償を求めていたが、アンバーには1500万ドル(約20億円)の損害賠償支払い、1億ドル(約130億円)の損害賠償を求め反訴していたアンバーに対して、ジョニデは200万ドル(約2億6000万円)の損害賠償を支払うことで落ち着いた。

今回の裁判では、アンバーの多数の嘘やパーソナリティが発覚。例えば、元恋人のケイト・モスは、アンバーが語っていた「ケイトがジョニデに階段から突き落とされたらしい」とする発言をビデオコールで自ら否定したほか、アンバーがジョニデから顔に受けたDVの証拠を隠すために使用していたというコスメ商品について、そのコスメブランドは、離婚する2017年まで販売していなかったことを明らかに。

アンバー・ハードの今後の動向に注目が集まる
アンバー・ハードの今後の動向に注目が集まる[c]SPLASH/AFLO


また、審問での鑑定担当者が、アンバーが境界性パーソナリティ障害と演技性パーソナリティ障害を発症していることを明らかにしたことや、彼女がジョニデとの離婚で受け取った慰謝料700万ドル(約9億1000万円)を全額2つの協会に寄付するとしていたが、半分しか支払われていなかったことなどが明らかになっていた。

ジェフ・ベックのコンサートでのジョニー・デップ
ジェフ・ベックのコンサートでのジョニー・デップ[c]SPLASH/AFLO

ジョニデが自ら語っていたように、今回の裁判は自分のためだけではなく、2人の子どもたち、そしてファンらに真実を明かすために勝ち取った勝利。「People」などによれば、ジョニーはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われていたジェフ・ベックのコンサートに参戦していたが、判決が下る直前にミュージシャンたちと訪れたパブでも笑顔でファンらに手を振るなど「なかなかご機嫌だった」と伝えられており、やるだけのことをやった達成感とともに手に入れた勝訴には、「陪審員の方々が、私の人生を取り戻してくれました」と感謝の意を綴っている。今回の結果を経て、アンバーの出方、そしてジョニデをボイコットしてきたハリウッドの動向にも注目が集まっている。

文/JUNKO

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