吉沢亮、『キングダム2』山崎賢人のアクションは「体の全細胞を使っている。説得力がすごい!」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
吉沢亮、『キングダム2』山崎賢人のアクションは「体の全細胞を使っている。説得力がすごい!」

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吉沢亮、『キングダム2』山崎賢人のアクションは「体の全細胞を使っている。説得力がすごい!」

累計発行部数9000万部を超える大ヒット漫画を実写映画化した『キングダム』の続編『キングダム2 遥かなる大地へ』(7月15日公開)のワールドプレミアが6月30日にTOKYO DOME CITY HALLで開催され、山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、豊川悦司、高嶋政宏、要潤、加藤雅也、玉木宏、小澤征悦、佐藤浩市、佐藤信介監督が登壇。吉沢が「すごい」と山崎演じる信を絶賛した。

『キングダム2 遥かなる大地へ』豪華キャストがズラリ登壇!ワールドプレミアが開催された
『キングダム2 遥かなる大地へ』豪華キャストがズラリ登壇!ワールドプレミアが開催された

中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年、信(山崎)と、中華統一を目指す若き王でのちの秦の始皇帝、嬴政(えいせい・吉沢)を壮大なスケールで描く原泰久の漫画「キングダム」を原作とした本作。前作は興行収入57.3億円を突破し、2019年公開の邦画実写作品でNo.1を獲得した。山崎は「公開まであと2週間。ワクワクしています」と口火を切り、「本当にすごい映画が完成した。とにかく早く観てもらいたいです」と完成作に胸を張った。


「本当にすごい映画が完成した」と胸を張った山崎賢人
「本当にすごい映画が完成した」と胸を張った山崎賢人

注目ポイントについて話が及ぶと、山崎は「原作者の原先生が、映画オリジナル(のシーン)で脚本に携わってくださった」と感激しきり。信と、清野演じる羌瘣(きょうかい)が会話を交わすシーンとなるが、山崎は「そこで言う信のセリフがすごく好き。会ったばかりの羌瘣に対して、あれだけの熱量と真っ直ぐさを持って言葉をかけられるのは、すごくいいなと思った。その言葉が(映画を)観ている方にも伝わったらいいなと思ってやらせていただきました」と信の熱さを感じられる場面になったという。

清野も「原作にないシーンを書いてくださった。羌瘣の心情をどう整理しようか悩んだシーンではあったんですが、本当に信がステキな言葉をかけてくれて、羌瘣の内面が変化するところになる。ぜひ観てほしい」と呼びかけていた。

吉沢亮、豪華メンバーのなかで王様を演じるプレッシャーを告白した
吉沢亮、豪華メンバーのなかで王様を演じるプレッシャーを告白した

吉沢は「いろいろありすぎて絞れない」と迷いながらも、「新しく参加されたキャストの皆さまの、原作のキャラクターの再現度。ただの再現ではなく、皆さんが生身の人間としてのキャラクターを演じていらっしゃった」と称えた。さらに「前回の戦いとはレベルが違うくらいすごいことが起きている」と戦闘シーンにも驚いたといい、山崎のアクションについては「すごい…!すごかったです」と惚れ惚れ。「もちろん漫画原作なので、普通に考えたらありえないような動きをする。でも賢人が信になりきって、体の全細胞を使ってやることによって、本当にそういう動きをしているように見える。その説得力がすごかった」と熱弁すると、山崎は「本当にうれしい。ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべていた。

【写真を見る】フリンジたっぷりのドレスで登場した橋本環奈
【写真を見る】フリンジたっぷりのドレスで登場した橋本環奈

また河了貂役の橋本は「軍議のシーンも、これだけ豪華なキャストの皆さんがそろっているので、緊張感がすごい」と撮影を述懐。軍議のシーンでは、豪華キャストの面々がピシッと整列しているなか、王様を演じる吉沢が真ん中にいたそうで、橋本は「そこでみんなに見守られながら、(吉沢が)すごい長ゼリフを言われていた。すごくドキドキしました」と吉沢の奮闘ぶりを紹介した。

吉沢は「覚えています」と苦笑いを見せ、「いやあ、半端じゃないですね。『1』の時はわりと歳の近いメンバーといろいろと冒険をしていった。『2』では、大先輩たちがズラーっといるなか、みんなが僕にひざまづいて、僕だけ偉そうにしている」と王様役のプレッシャーを吐露して周囲も爆笑。「セリフを言う時に、声が震えちゃって。緊張感がありました」と振り返っていた。

山崎賢人&吉沢亮が笑顔で撮影を振り返った
山崎賢人&吉沢亮が笑顔で撮影を振り返った

それぞれが、本作のアクションやドラマ性の魅力についてアピールしたこの日のイベント。佐藤監督は「信にとっての初めての戦場が描かれる。そこで信が各武将の姿などいろいろなものを見ていく。見られている人たちの表情もすばらしいし、それを見ている信の表情もすごく見どころ。戦場を見つめて、一つずつ現実を知っていく信の眼差しを見て、いいものが撮れたという実感があった」としみじみ。

山崎は「『こんな日本映画は観たことない』という言葉って、これだったんだ!と思いました」とにっこり。「『キングダム』の好きなところは、人間たち、仲間たちの絆。本編にはないんですが、僕が好きな信のセリフがあって。『戦は数じゃねえ、人だ』というセリフがあるんですが、本当にその通りだなと思う。これだけステキな方々とみんなで一緒に熱量を込めて、『キングダム』を作り上げられたことがうれしい。自分自身もパワーをもらっている作品」と熱っぽく語っていた。

※山崎賢人の「崎」はたつさき

取材・文/成田おり枝

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