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「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」パク・ウンビン、アジアファンミーティングが大盛況!ファンからのサプライズに感涙

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「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」パク・ウンビン、アジアファンミーティングが大盛況!ファンからのサプライズに感涙

勝ち抜いたファンには、パク・ウンビンがその場でデコレーションするエコバッグが贈られた。まずはパク・ウンビンファンにはお馴染み、彼女が大好きなウサギのイラスト。さすが書き慣れているのか、後ろ姿が愛らしいウサギをサラサラと描く。本人が「最も難しい」と言う最後の1枚は、リクエストに応えて猫を描き始める。ところが身体を若干大きめに描いてしまい、本人は大慌て。爆笑する会場に対し、「リミテッド・エディション!!」と明るく言い訳。さらに笑いを誘った。

あらゆる役を演じ分けるパク・ウンビンが明かす、あの名シーンの撮影秘話

ブレイクタイムののちに聞かせてくれたのは、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のOST「済州島の青い夜」。ドラマの中でウ・ヨンウたちが済州島へ出張する回を彩った印象的なナンバーだ。1988年に歌手チェ・ソンウォンが発表して以来、たくさんのアーティストにカバーされ愛され続けているこの曲を、パク・ウンビンならではの温かみある声でしっとりと聴かせてくれた。

多くの視聴者に支持された「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
多くの視聴者に支持された「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」[c]ENA

美声に聞き惚れた後は、「画用紙のような魅力の持ち主 パク・ウンビン」というコーナー。「画用紙にはどんな色や線を描いても美しい絵が完成する。これからも、私という画用紙にどんな絵が描かれるのか見守って欲しい」という思いで企画を設けたそうだ。パク・ウンビンは子役時代から数えると芸歴27年(!)の大ベテランだが、「一つの作品に一生懸命意欲を持って取り組んでいたら、27年が経っていました。その気持ちが今の私を作ってくれたんだなと感慨深いです。私一人の力ではなく、作品を楽しんでくださった方々のおかげです」と謙虚に振り返った。長いキャリアに驕らない誠実さが、彼女の魅力の一つだ。さらに、挑戦的に役を演じることが自身の学びになっていることや、役柄を選ぶ上でのスタンスを明かす。プロフェッショナルらしい姿勢に、ファンたちは熱心に聞き入りうなずいていた。

「私自身が、パク・ウンビンという人間のことをよく分かっているので、様々なキャラクターに出逢うたび“この人はどんな人なのだろう?”とその心情を知ろうとしたことが、多くのキャラクターと出会えたきっかけではないでしょうか。彼女たちそれぞれの人生を作品の中で忠実に生きていくと、皆成長していくものなので、私も共に成長しているように感じます」。

「安定を選ぶ性格だからなのか、演技では何か新しいことをしてみたいという欲が出ます。それが私自身の世界を広げているのではないでしょうか。いつも“何でこんな難しい役を引き受けちゃったんだろう”と思ってしまうんですが、やり遂げたという経験が私を次の段階に進ませてくれると思っています」。

そんなパク・ウンビンの出演作の中から名場面を発表。まずは亡くなった双子の兄に成り代わり、男装して世子となるイ・フィを演じた「恋慕」で、外祖父と共に毒を飲む緊迫の最終回。製作陣が最後までエンディングを悩んだという本作は、実はイ・フィが上王になるという結末も考えられていたそうだ。ちなみに本作は、韓国ドラマで初めて国際エミー賞を受賞するなど高い評価を受けている。

 男装して世子となった女性が恋心を秘めながら歩む波乱の人生を描く「恋慕」
男装して世子となった女性が恋心を秘めながら歩む波乱の人生を描く「恋慕」[c]KBS2

さらに、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の最終回も挙がった。ヨンウがついに回転扉を攻略し、“達成感”という言葉を実感するシーンだ。ウ・ヨンウを見守っていた視聴者が最も感動したであろうこのシーンにも、興味深いビハインドがあった。

「回転扉のシーンは数え切れなくあって、“地獄の回転ドア”と呼んでいました。例えば第1話だと、ヨンウが回転扉の中に入れないシーンが一日目。ドアの中にいるシーンで二日目。手助けを受けて扉から出るというシーンで3日間、撮影しました。私の体にボディカメラをつけて、ドアから出られない姿を撮影することもありました」。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の名セリフもプレイバックされた。ウ・ヨンウが自分を捨てた母のテ・スミ(チン・ギョン)に向かって、自分自身を海洋生物のイッカクに喩えるシーン。周囲と違うことで適応できず、嫌われることも多いが「これが私の人生だ。私の人生は奇妙だが、価値があり、美しい」と自身の障害を受け止める瞬間だ。

ウ・ヨンウが自身の障害と向き合いながら成長する姿が胸を打つ
ウ・ヨンウが自身の障害と向き合いながら成長する姿が胸を打つ[c]ENA


「ウ・ヨンウは大人という存在やその重み、自分のすべきことをよく分かっている人なので、私よりも精神的に大人なのではないかと思っています。このセリフは、ウ・ヨンウというキャラクターを通して皆さんへメッセージを伝えたかったです」。

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