Netflixを沸かせるライジングスターのソン・ガン、待望の日本ファンミーティング開催!ソンピョンと過ごす甘いバレンタインデー|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
Netflixを沸かせるライジングスターのソン・ガン、待望の日本ファンミーティング開催!ソンピョンと過ごす甘いバレンタインデー

イベント

Netflixを沸かせるライジングスターのソン・ガン、待望の日本ファンミーティング開催!ソンピョンと過ごす甘いバレンタインデー

いま、韓国ドラマ界を沸かせているライジングスターの一人と言えば、ソン・ガンだ。2017年に「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でデビュー後、ドラマはもちろんバラエティや広告でカリスマ的な輝きを放つ時代の寵児となった。2月14日、そんな彼を日本で待ち続けたファンにとって悲願のファンミーティング「2023 SONG KANG ASIA FANMEETING TOUR -MOMENT-」が行われた。横浜の公演は追加も含め完売し、大阪での2公演が決まるなど、大盛況となっている。

【写真を見る】ソン・ガンの熱烈なファン“ソンピョン”とのかけがえのない絆を再確認した夜
【写真を見る】ソン・ガンの熱烈なファン“ソンピョン”とのかけがえのない絆を再確認した夜[c]NAMOOACTORS

開始早々、暗転したステージにソン・ガンが登場しただけでもファンの悲鳴が轟く光景に、改めて人気のすさまじさを実感する。「皆さんと初めてお会いするので明るい曲にしたかった」とセレクトしたアイドルグループSUPER JUNIORのメンバー・キュヒョンの「Flying, deep in the night」で登場。アップテンポな曲で、すでに会場は熱気に包まれる。

「こんばんは!ソン・ガンです。よくお越しくださいました。ここまで来るのは大変だったんじゃないですか?愛してるよ!(照れ笑い)」

この日の装いは、リラックスムードを漂わせる柔らかなブラウンのシャツにジーンズ。デートスタイルのファッションがより甘いムードを高めてくれる一方、「皆さんにプレゼントを持ってきました」と、後ろのポケットから小さく指ハートを出す可愛らしいギャグでも魅せる。「僕はいたずらっ気があるんです」と自らの性格を話していたが、こんなにもルックスがパーフェクトでお茶目な性格なのだから愛されるのも当然かもしれない。

“魔性のパク・ジェオン”はおとなしい子どもだった?ソン・ガンの素顔と俳優としての躍進を振り返る「the moment」

まずはソン・ガン本人が大事にしてきた瞬間を確認する「the moment」のコーナーから。彼が生まれてからこれまでの人生を、彼が子どものころに描いたイラストも付いた手書きのグラフで振り返る。小さいころはおとなしくて恥ずかしがり屋だったソン・ガン。オモチャの車が大好きで、リビングから両親の部屋まで列を作ったこともあったという可愛らしいエピソードや、グラフに添えられた「お母さんありがとう!」のメッセージに一同癒やされる。幼い兄弟が写るツーショット写真の登場に歓声が上がるが、「あまりに弟が可愛がられているので嫉妬してしまって、ある日お母さんがいない時、“君さえいなければ…”とにらみつけたことがあります(苦笑)」と、子どもらしい思い出話も明かされた。

ソン・ガンが俳優になるきっかけは、映画『タイタニック(1997)』(97)だった。役者という職業にはずっと関心があり、レオナルド・ディカプリオを観て「格好いい!こんな風に演技をしたい」とすぐに両親に伝えた。「その時はお母さんに悪態を吐かれました(笑)」と感慨深げに振り返る。

ソン・ガンのデビュー作となった「カノジョは嘘を愛しすぎてる」は日本の人気漫画が原作で、このことに本人も運命的な縁と喜びを感じているそうだ。俳優として順風満帆な活動を続けると共に、2018年には国民的音楽番組「人気歌謡」MCや、賞金を目指しスターたちが推理合戦を繰り広げるバラエティ「ミチュリ8-1000」にも出演した。「人気歌謡」は生放送、「ミチュリ8-1000」はカメラが多いという緊張感が大変だったそうだ。特に、物静かな性格なソン・ガンが歌謡番組のMCとして常に明るいトーンで話さなければならないのに苦労したという。そうしたなかでも「ミチュリ8-1000」は「お金を手に入れる番組だったので“なんとかしてゲットしないと!”と頑張ったのを覚えています」と、楽しみもあったようだ。

さらなる躍進を遂げたのが、2020年「Sweet Home -俺と世界の絶望-」だ。韓国ウェブトゥーン史上屈指のリアルさとグロテスクさを誇る作品だけあって、撮影に入る前は悩みもあったようだ。

現在撮影中の「Sweet Home -俺と世界の絶望-」新シリーズのワンカットも特別公開された
現在撮影中の「Sweet Home -俺と世界の絶望-」新シリーズのワンカットも特別公開された[c]Netflix

「原作漫画を読んで、怖がりの僕は少し心配していました。でも撮影初日にセットを見たらリアルに出来ていて、役に入り込んで演じられました」

さらに、2021年「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」「わかっていても」と次々にヒット作で主演を務める。「ずっと撮影に没頭していたので、自分の人気が高まっている実感はそんなにありませんでした」と当時は淡々としていたそうだが、その後、視聴者からのコメントを見て力が沸き、少し人気を感じるようになったという。「わかっていても」で演じた魔性の男性ジェオンというキャラクターの虜となったファンが多いが、「この人物を理解するために、まずウェブトゥーンを何度も読みましたし、監督にも頼ってたくさんアドバイスを頂きました。同じ年頃の俳優さんとも楽しみながら撮影できました」と、とても良い現場だったことが分かるエピソードも明かしてくれた。

イケメン美大生ジェウォンの魅力に取り憑かれる「わかっていても」
イケメン美大生ジェウォンの魅力に取り憑かれる「わかっていても」[c]Everett Collection/AFLO

続いて、こちらも話題をさらった2022年のドラマ「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」の話に。
気象庁の特報予報官という特殊な職業であるだけに、セリフに悩まされた。「似ている単語の少しずつ意味が違う単語が多くて、覚えるのに苦労しました。またシウ(シ=時、ウ=雨)という役名の、時に合わせて雨が降るという言葉通り、しょっちゅう雨が降っていたのも大変でした。でも、すばらしい先輩俳優の方々に助けられましたし、良い作品になったと思っています」

気象庁のエリート特報官を好演した「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」
気象庁のエリート特報官を好演した「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」[c]Everett Collection/AFLO

何より喜ばしい瞬間が、昨年6月12日、ソン・ガンのファンクラブ名が「ソンピョン(韓国の秋の収穫祭である秋夕の期間に食べられる小さい餅)」と決定したことだ。この可愛い名前は、“ソン=ソン・ガン、ピョン=味方”を意味しており、「私たちは心強いソン・ガンの味方」という思いが込められている。「これこそが自分の仕事の原動力になっていると実感しました。この存在のおかげで頑張れるし、謙虚な気持ちになれます。僕の支えと助けです。そして今日、こうしてソンピョンの皆さんと集まって同じ場で話が出来ることが嬉しいです!」と感慨無量な様子。そして現在は「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2・3を撮影中で、「今日以降は新しい転換期になると思います。グラフはもっと上がっていくかも」と意欲を見せた。

次はソンピョンたちにソン・ガンと共にした特別な瞬間を聞いてみた。「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」を観てバレエを習い始めたというファンへ「バレエはすごく難しいですよね。ドラマを見て始めたなんて素敵です!僕はずいぶん記憶の中から削除されてしまっていて」と言いながら、ステージ上で見事なチェロクのターンを披露してくれるソン・ガン。手足の長い彼をバレエダンサーという役柄に抜擢したことは大正解だった。撮影に合わせて急いでバレエを習ったそうで「とにかく、やらなきゃやらなきゃ!」と、ターンだけでも一日数百回練習し、帰宅するなりぐったりしたと当時を思い出していた。「僕によって皆さんが良い方向に変わったというお手紙をよく頂きます。とても嬉しく幸せで、僕の原動力になっています。そういう言葉のおかげで、演技でベストを尽くせる俳優になっていると思います」と目を細めていた。

会場でもひときわファンが多かった「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」
会場でもひときわファンが多かった「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」[c]Everett Collection/AFLO

関連作品