いま一気観したいオススメ海外ドラマはコレ!「THE LAST OF US」など“道連れ”バディ3選|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
いま一気観したいオススメ海外ドラマはコレ!「THE LAST OF US」など“道連れ”バディ3選

コラム

いま一気観したいオススメ海外ドラマはコレ!「THE LAST OF US」など“道連れ”バディ3選

新型コロナウイルスの「5類」移行やそれに伴う外出自粛の緩和で、お出かけムードが一気に上昇中のいま。ゴールデンウィークの国内映画興行も、2000年以降で歴代最高の年間興収を記録した2019年(コロナ禍直前の年)を動員・興収ともに上回る(※興行通信社調べ)など絶好調だ。しかしそんな中で、コロナ禍の生活によってすっかりインドア派となってしまい、なかなか映画館に足を運べていない…という人も多いのでは?今回は、そんな人たちにオススメしたい、一気観必至の海外ドラマ3作品をご紹介。いずれもドキドキ、ワクワク、ハラハラの傑作エンタテインメントドラマで、キーワードは、生き残りを懸けた“道連れ”バディだ。

人類救済の鍵を握る少女と、彼女を護送する運び屋の壮絶パンデミックサバイバル「THE LAST OF US」

今年上半期最大の目玉作品といえば、大人気サバイバルアクションゲームを実写化したHBOのオリジナルドラマ「THE LAST OF US(ラストオブアス)」だ。舞台は感染症による文明崩壊から20年後のアメリカ。過去のトラウマを抱える主人公ジョエルは、人類救済の“鍵”を握る謎の少女エリーを隔離地域から脱出させる“運び屋”の仕事を引き受けるが、魔の手が次々と襲いかかる。脚本を手掛けたのは、傑作ドラマ「チェルノブイリ」の脚本&製作総指揮を務めた名手クレイグ・メイジンと、原作ゲームのクリエイティブディレクター、ニール・ドラックマン。過去の衝撃的なエピソードを織り交ぜながら臨場感あふれる物語を共同執筆している。

過去にトラウマを抱える“運び屋”のジョエル(「THE LAST OF US」)
過去にトラウマを抱える“運び屋”のジョエル(「THE LAST OF US」)[c]Everett Collection/AFLO

特に目を引くのが、同じくHBOの大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズで注目を浴びた2人で、ペドロ・パスカルが運び屋ジョエルを、ベラ・ラムジーが謎の少女エリーをそれぞれ演じ、凸凹ながら見事なバディ感を醸し出しているところ。ホッとした次の瞬間、なにが起きるかわからないゲーム感覚のスリリングな出来事を存分に散りばめながら、様々な危険に満ちた旅路を展開。生まれた年代も、育った環境も、歩んできた道のりも、まったく違うオヤジと小娘が反目し合いながらも共に苦境を乗り越え、距離を徐々に縮めていくさまは、『レオン』(94)にも通じる温もりと愛おしさを感じずにはいられない。終末世界を見事に表現したプロダクションデザインや、ウイルスの寄生により凶暴化したおぞましいキャラクター造形も、もはやドラマを超えた大作映画の領域。これは間違いなくイチ押しのエンタテインメント作品だ。


【写真を見る】ペドロ・パスカル&ベラ・ラムジーのバディが終末世界を旅する男と少女を演じる「THE LAST OF US」
【写真を見る】ペドロ・パスカル&ベラ・ラムジーのバディが終末世界を旅する男と少女を演じる「THE LAST OF US」[c]Everett Collection/AFLO
作品情報へ