編集部員が“シークレット試写会”に潜入!ホラー映画は、コミュニケーションのきっかけになる?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
編集部員が“シークレット試写会”に潜入!ホラー映画は、コミュニケーションのきっかけになる?

コラム

編集部員が“シークレット試写会”に潜入!ホラー映画は、コミュニケーションのきっかけになる?

5月下旬、20代のMOVIE WALKER会員限定で「大作邦画シークレット試写会&アフターパーティ」と称したモニター試写会が開催された。“シークレット”ということで、もちろん上映作品は一切明かさずに募集。さらに普段はあまり見かけない“アフターパーティ”までついている…と怪しさ満点だったわけだが、実情はどのようなものだったのだろうか。20代男性のMOVIE WALKER PRESS編集部員が会場に潜入してみたので、そのレポートをお送りしよう。

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20代の見知らぬ男女60名が、華金の渋谷に集められた

なにわ男子の西畑大吾がホラー映画初主演!若手注目キャストが勢ぞろい
なにわ男子の西畑大吾がホラー映画初主演!若手注目キャストが勢ぞろい[c]2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会

金曜の夕方、このレポートを書くために、僕は試写会が行われる渋谷へ急いでいた。映画媒体の編集者になるために上京してから2年弱。渋谷の街にはちっとも慣れないけれど、会場はよく行っている映画館がある建物の1階にある「LOFT9 Shibuya」というトークライブハウスだ。

会場に入ると、椅子の背には番号の書かれた紙が貼られている。入口で「こちらの番号の座席にお座りください」と言われて小さな紙を渡された。どうやら席順にもねらいがあるようだ。ふと、先輩から言われた「20代限定」という言葉を思い出した。つまり、いまこの会場にいるのは僕と同世代ばかりだということだ。映画館で同じシアターにいる人たちが同世代ばかりというのは、あまり経験がない。たぶん小学生の時に「ONE PIECE」の映画を観に行った時ぐらいだろうか。普段の劇場とは違う空気にソワソワした。


約1万円分の映画観賞券が当たるクイズ大会で、会場は大盛り上がりとなった
約1万円分の映画観賞券が当たるクイズ大会で、会場は大盛り上がりとなった

そうこうしているうちに、スクリーン前のステージではイベントの開始が告げられ、上映後は前後の番号ごとに6人のチームを組み、上映される映画にまつわるクイズに挑んでもらうとアナウンスがあった。僕個人としては、映画は一人で観たいタイプだ。映画が終わったあとは考察を読んだり、メモを書いて整理したりとじっくり余韻に浸りたい。初対面の男女でワイワイ映画について話し合うというのは、あまり想像ができなかった。

「ちょっとだるいな…」と思っていたさなか、司会者が「優勝チームには、一人につき約1万円相当の映画GIFT(好きな映画を観ることができるデジタル映画鑑賞券)をプレゼントします!」と宣言し、会場がどよめいた。こうしてタダで映画が観られるうえに鑑賞券までゲットできるのならば一石二鳥。悪い話ではないかもしれない。けれど初対面の同年代とコミュニケーションを取らなくてはならないという部分には、不安しか感じなかった。

構成/久保田 和馬


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