オビ=ワンvsベイダー、ヨーダvsドゥークー…「スター・ウォーズ」名勝負から知るライトセーバーのあれこれ - 4ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
オビ=ワンvsベイダー、ヨーダvsドゥークー…「スター・ウォーズ」名勝負から知るライトセーバーのあれこれ

コラム

オビ=ワンvsベイダー、ヨーダvsドゥークー…「スター・ウォーズ」名勝負から知るライトセーバーのあれこれ

バランス型に守備&攻撃特化型、ダークサイドと表裏一体の危険な型まで!ライトセーバーの“フォーム”を解説

ライトセーバー戦を見ていると、ライトセーバーの構え方や戦い方の違いに気づくだろう。ライトセーバーには7つのフォーム(型)が存在しており、使い手が自身に合ったフォームを使用することで、戦闘スタイルに違いが表れていく。また、熟練のジェダイ・マスターとなれば状況に合わせて複数の型を使い分ける者もいる。ここからは、ライトセーバー使用時の7つのフォームを解説しよう。

●フォーム1:シャイ=チョー
すべての基本とも言えるフォーム。ジェダイのパダワンは、まずこのフォームから学ぶことになる。両手でライトセーバーを握り、前方にブレードを向けるオーソドックスな構えとなっており、戦闘時の攻守のバランスもよく、ベテランになってもこのフォームで戦うジェダイは少なくない。

ライトセーバーを初めて手にするルーク・スカイウォーカー(『スター・ウォーズ/新たなる希望 (エピソード4)』)
ライトセーバーを初めて手にするルーク・スカイウォーカー(『スター・ウォーズ/新たなる希望 (エピソード4)』)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

●フォーム2:マカシ
力や強さを前面に出すのではなく、精密さや自制心によって戦うフォーム。対ジェダイのライトセーバー戦を重視するシスはこの型を多用しており、ドゥークー伯爵などが使用していた。防御重視のフォームである後述の「ソレス」に対しては優位に戦いを進めることができる。

ライトセーバー戦に特化した「マカシ」の達人であるドゥークー伯爵(『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)』)
ライトセーバー戦に特化した「マカシ」の達人であるドゥークー伯爵(『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)』)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

●フォーム3:ソレス
攻撃よりも防御を重視し、ライトセーバーやブラスターの攻撃を回避し、相手の隙を突いて攻撃に転じるフォーム。シスが(表向きは)滅びてからは、対ブラスター戦が多くなり、戦闘時は「マカシ」よりも「ソレス」のほうが有効であったため、フォームの主流となっていった。オビ=ワン・ケノービが得意としていたが、対ライトセーバー戦を重視した「マカシ」とは相性が悪いようだ。

弓を引くような特徴的な「ソレス」の構えがかっこいい、オビ=ワン・ケノービ(『スター・ウォーズ/シスの復讐 (エピソード3)』)
弓を引くような特徴的な「ソレス」の構えがかっこいい、オビ=ワン・ケノービ(『スター・ウォーズ/シスの復讐 (エピソード3)』)[c]Everett Collection/AFLO [c]2023 Lucasfilm Ltd.

●フォーム4:アタル
身体能力の高いジェダイが得意とするフォームで、アクロバティックなジャンプやひねりを加えた攻撃のスタイルが特徴。予測不能な動きで相手に心理的なプレッシャーをかけることができる。ヨーダやクワイ=ガン・ジン、シスではダース・シディアスが得意としている。

【写真を見る】表情も恐ろしや…!ダース・シディアスは「アタル」を得意としていた
【写真を見る】表情も恐ろしや…!ダース・シディアスは「アタル」を得意としていた[c]Everett Collection/AFLO [c]2023 Lucasfilm Ltd.

●フォーム5:シエン/ドジェム・ソ
「ソレス」の発展型。防御ではなく攻撃を重視としたフォームで、連続攻撃や打ち込みの力強さで相手の防御を崩すようなアグレッシブな戦い方が特徴。アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダーが得意としていた。

連続攻撃や打ち込みの力強さで相手の防御を崩していく「シエン/ドジェム・ソ」を使うダース・ベイダー(「オビ=ワン・ケノービ」)
連続攻撃や打ち込みの力強さで相手の防御を崩していく「シエン/ドジェム・ソ」を使うダース・ベイダー(「オビ=ワン・ケノービ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

●フォーム6:ニマン
各種フォームを組み合わせ、バランスを取る形で発展した総合的なフォーム。力業に頼るのではなく、調和を重んじた型であり、ほかのフォームを使うジェダイとの連携にも向いていたため、大勢が使用していた。ちなみに、ライトセーバーの多刀流は「ジャーカイ」と呼ばれており、「ニマン」の発展型。アソーカは「ジャーカイ」を自己流にアレンジして戦っている。

ジオノーシスの戦いにおいて、戦闘向きではなかった「ニマン」を使用したジェダイの多くが討ち死にしたという(『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)』)
ジオノーシスの戦いにおいて、戦闘向きではなかった「ニマン」を使用したジェダイの多くが討ち死にしたという(『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)』)[c]Everett Collection/AFLO [c]2023 Lucasfilm Ltd.

●フォーム7:ジュヨー
自身の感情を大胆に利用したスタイルで、あらゆるフォームを極めたジェダイのみが習得でき、制御できると言われている。その一方で、フォースのダークサイドに近づくため、そこに飲み込まれかねない危険性も孕んでいる。メイス・ウィンドゥは「ジュヨー」をさらに発展させた剣技「ヴァーパッド」を使用していた。


「ジュヨー」を発展させた剣技「ヴァーパッド」を駆使する最強のジェダイ、メイス・ウィンドゥ(『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)』)
「ジュヨー」を発展させた剣技「ヴァーパッド」を駆使する最強のジェダイ、メイス・ウィンドゥ(『スター・ウォーズ/クローンの攻撃 (エピソード2)』)[c]Everett Collection/AFLO [c]2023 Lucasfilm Ltd.

スター・ウォーズ:アソーカ」では、アソーカのほかにもライトセーバーの使い手が多数登場する。彼らの激しい戦いはもちろん、ライトセーバーの形やフォームにも注目して楽しんでみよう。

文/石井誠

伝説の“元ジェダイ”を目撃せよ!「スター・ウォーズ:アソーカ」特集【PR】

関連作品