ポアロからの“挑戦状“？『名探偵ポアロ：ベネチアの亡霊』謎に満ちた特別映像

“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた“名探偵ポアロ”シリーズを映画化するシリーズ最新作『名探偵ポアロ：ベネチアの亡霊』(9月15日公開)。このたび、本作の特別映像が解禁となった。

ケネス・ブラナーが監督、製作、主人公のポアロ役を務めるシリーズ最新作。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズの降霊会のトリックを見破るため、ポアロは子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加。降霊会で様々な超常現象が発生するなか、招待客が次々と人間には不可能と思われる方法で殺害されてしまう。

このたび解禁となったのは、ブラナーの「ミステリー・ファンの皆さん、ケネス・ブラナーです。あの名探偵が再び難事件に挑みます」という“ご挨拶”から始まる特別映像。『オリエント急行殺人事件』(17)では“復讐”、『ナイル殺人事件』(22)では“強欲”を扱ってきた名探偵ポアロシリーズだが、「今回の殺人事件は超常現象も謎のひとつです」とブラナーが語るように、本作では“殺人事件”か“超常現象”かすらわからない迷宮ミステリーが展開する。犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に躊躇しながらも、“合理的な答えがある”と信じて解明に挑むポアロ。しかし、“超常現象”は容赦なく襲い掛かり、ついにはポアロの命すらも狙われてしまう。「すべてに裏がある」と物語で描かれる“謎”への自信を語り「あなたはこの謎を映画館で解き明かせるか？」と観る者へ“挑戦状”を突きつける特別映像となった。

これまで華麗な推理力で数々の難事件を解き明かしてきた名探偵は、“人間”によるものか“亡霊”による超常現象かすらわからない事件にどのように挑んでいくのだろうか？“予測不能”な迷宮ミステリーをぜひ劇場で体験してほしい。

文/鈴木レイヤ