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「とにかく圧巻!」「これは“命”と“愛”にまつわる物語」『ザ・クリエイター/創造者』を映画ファンが推す理由に迫る

コラム

「とにかく圧巻!」「これは“命”と“愛”にまつわる物語」『ザ・クリエイター/創造者』を映画ファンが推す理由に迫る

「世界観の作り込みがマジでこだわっている」『ブレードランナー』や『AKIRA』、日本カルチャーからの影響も

物語のおもな舞台で、クリエイターが潜んでいると言われる“ニューアジア”では人間とAIが共存し、互いに支え合いながら生きている。クリエイター暗殺任務以前にもこの地に潜入していたジョシュアはマヤ(ジェンマ・チャン)という女性と出会い、彼女の体内には新たな命も芽生えていたのだが、US軍によるAIへの爆撃に巻き込まれてしまう。以来、軍から距離を置き、無気力な日々を送っていたジョシュア。しかし、死んだと思われていたマヤの生存を示す情報を目にし、暗殺部隊の一員として再びニューアジアへ戻って来ることとなる。

ニューアジアでジョシュアと結ばれたマヤ
ニューアジアでジョシュアと結ばれたマヤ[c]2023 20th Century Studios

このニューアジアは東南アジア辺り一帯に位置する設定で、ネパールやインドネシア、カンボジア、そして東京でも撮影された。多様なアジア文化が融合した場所として描かれており、近未来的な都市から田園地帯、水墨画のような山林や河川までその風景も様々。本作を制作するにあたって、エドワーズ監督は『ブレードランナー』(82)や『AKIRA』(88)、『地獄の黙示録』(79)といった作品に影響を受けていると公言しており、そういった類似作品や劇中に登場するメカニックやガジェットに言及するコメントもたくさん見られた。

「『地獄の黙示録』や『ブレードランナー』、『子連れ狼』をはじめとした様々な映画オマージュも多く、監督の映画“AI=愛”が伝わる作品だった」
「SF好きにはたまらないデザインやディテールの数々、そして息を呑むほど壮大で美しい世界観とストーリー、僕の望んでいたものがすべて詰め込まれている」
「ほかのSFとは一線を画す創造性やアイデア、発展途上のアジアの風景と近未来技術の調和、まったく違和感がなく観ていて居心地がよかった」
「映像もガジェットも魅力満点、広がるアジアの風景にロボットの溶け込む映像はまったく新しい」

様々なSF作品を彷彿とさせるメカニックやガジェットにも注目!
様々なSF作品を彷彿とさせるメカニックやガジェットにも注目![c]2023 20th Century Studios

劇中には日本語表記も数多く見られ、「ゴジラ」など特撮作品を愛するエドワーズ監督のこだわりも感じさせる。そんな日本カルチャーを巧みに取り入れた手法と独創性を絶賛する意見も。

「SF映画の世界における日本やアジアの表現が完璧すぎる」
「『攻殻機動隊』でも見られたバックアップが可能になった生命はどこまでが生命なのかというテーマをAIでやっている感じ」
「日本の作品に影響を受けたというオマージュ描写にニヤリとする場面も」


ニューアジアの治安を守る警官ロボット
ニューアジアの治安を守る警官ロボット[c]2023 20th Century Studios

AI殲滅にあたりUS軍は、はるか上空からミサイルを発射する移動型の攻撃基地「ノマド」を投入。ビーチや山村でUS軍とAI軍による白兵戦も展開され、エドワーズ監督の代表作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を彷彿させる描写も随所に登場する。ファンからは「これが、“シン・ローグ・ワン”だ」という声も挙がっている。

「『ローグ・ワン』のギャレス・エドワーズ監督の作品なだけあって世界観がすごかった!兵器やメカがところどころレトロでSWぽかった」
「『ローグ・ワン』の感じがかなり好きなので、映画が終わったあとの満足度が100%でした!!」

AIを殲滅するため、US軍が移動型の攻撃基地「ノマド」を投入
AIを殲滅するため、US軍が移動型の攻撃基地「ノマド」を投入[c]2023 20th Century Studios
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