『ウォンカ』完全吹替版声優が役柄になりきった衣装で生歌唱!花村想太は松本梨香との共演に感激「生きてりゃいいことある」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『ウォンカ』完全吹替版声優が役柄になりきった衣装で生歌唱!花村想太は松本梨香との共演に感激「生きてりゃいいことある」

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『ウォンカ』完全吹替版声優が役柄になりきった衣装で生歌唱!花村想太は松本梨香との共演に感激「生きてりゃいいことある」

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月8日公開)の公開直前プレミアイベントが12月5日にイイノホールで開催され、Da-iCEの花村想太(ウィリー・ウォンカ役)、セントチヒロ・チッチ(ヌードル役)、松平健(ウンパルンパ役)、チョコレートプラネットの長田庄平(警察署長役)と松尾駿(神父役)、松本梨香(スクラビット役)、石井康嗣(ブリーチャー役)、武内駿輔(フィクルグルーバー役)が登壇。全員で美しい歌声を響かせ、会場から大きな拍手を浴びた。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』公開直前プレミアイベントが開催された
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』公開直前プレミアイベントが開催された

本作は、世界中を虜にした『チャーリーとチョコレート工場』(05)で有名な工場長ウィリー・ウォンカの夢の始まりを描くファンタジー・アドベンチャー。いつか母と一緒に美味しいチョコレートの店をつくろうと夢見ていたウォンカが、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かう姿を描く。この日は、セリフだけでなく全13曲の楽曲をすべてキャストが日本語で吹き替えをしている“完全吹替版”のメンバーが、演じたキャラクターになりきった衣装で登場した。

「フォー・ア・モーメント」をデュエットで初披露した
「フォー・ア・モーメント」をデュエットで初披露した

花村とセントチヒロ・チッチは、劇中で自信を失いかけたヌードルの背中を、ウォンカが勇気づけるようにデュエットする楽曲「フォー・ア・モーメント」を初披露。さらに本作の主題歌でもある「ピュア・イマジネーション」を登壇者全員で歌いあげた。チッチとのデュエットについて花村は「すごく神秘的な気持ちになった」、チッチも「花村さんの声に包まれながら歌うことができて、とてもうれしくてハッピーでした」とニッコリ。松平は「最高でした。二人の世界が伝わってきた」と称えていた。

「ピュア・イマジネーション」を全員で歌唱!圧巻の歌声に会場からも拍手が上がった
「ピュア・イマジネーション」を全員で歌唱!圧巻の歌声に会場からも拍手が上がった

また「ピュア・イマジネーション」の歌唱に話が及ぶと、花村は「緊張感があった」と告白。「リハーサルをさせていただいた時に、(会場に)松平さんがお座りになられていて。輝いていました。本当にかっこいい」と松平のオーラを肌で感じたと興奮気味に明かす。主題歌を全員で歌うという機会に「感動という言葉以外のものはない。普段は一人で歌っているフレーズを、皆さんの声を感じながら歌わせていただいて。よりこの歌詞の意味が伝わったんじゃないかと思う」と感激しきりだった。

ウィリー・ウォンカ役の花村想太
ウィリー・ウォンカ役の花村想太

それぞれがすでに“完全吹替版”を鑑賞したという。花村は「実際に観るまでは、どうなっているか想像もつかなかった」と不安もあったというが、「実際に観ると、自分の手から離れているというか。自分の声だということを忘れてしまうくらい、皆さんのおかげでステキな作品になったと思います。いい意味で馴染ませていただいたなと思っています」と周囲に感謝。「たくさん歌も歌わせていただいた。自分の歌を見直す機会にもなりましたし、表現力が2倍も、3倍も上がったんじゃないかと思う」と充実感をにじませつつ、「子どものころから、ずっとサトシを見ていたので…」と松本が主人公のサトシ役を演じていた「ポケットモンスター」シリーズの大ファンだと打ち明けた花村。松本との共演が叶い、「感動しました。自分の声と合わさるなんてびっくりしました。生きてりゃいいことあるなと思います」と喜びを爆発させていた。その松本は、“完全吹替版”の声優陣を大絶賛。「キャスティングが最高だった」と声を大にすると、石井も「皆さん、お上手。(声優を)本業にしているものからすると、ちょっとヤバいよね。花村さんなんて!(声を)抜かなければいけないところを、しっかりと抜いていてびっくりした。ベテランの風格」と花村の演技のすごさを熱弁していた。


ウンパルンパ役の松平健
ウンパルンパ役の松平健

時にはウォンカに力を貸すこともある、奇抜なキャラクターのウンパルンパを演じた松平は、キャラクターをイメージした膝丈のパンツを履いて登場し、「膝下がこんなに出ちゃって恥ずかしい」と照れ笑いを見せる場面もあった。松平は「自分の声が合うのかなと、すごく心配していた。試写で拝見させてもらって、よかったんじゃないかなと(笑)。自分なりに思いました。ちょっと安心しています」と安堵の表情を浮かべた。ダンスするシーンのアフレコでは、自身も「膝を曲げて」とダンスに合わせて身体を動かしたと実演しながら話し、「ちょっとノリがよくなった」と笑顔でコメント。花村は「最高でした。ぴったり!衝撃的でした」、「ウンパルンパが大好き」というチッチも「松平さんの声で、耳元で語りかけてもらいたい」、長田は「どこか松平さんの風格がある。途中で小さな白馬が出てくるんじゃないかと思った」とハマり具合を証言して、会場も大笑い。武内も「独特な雰囲気がすばらしかった」と続くと、松平は「あまり上げすぎると後になって…」と恐縮していた。

取材・文/成田おり枝

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