真田広之主演&プロデュース作「SHOGUN 将軍」LAでのスクリーニングで海外メディアが拍手喝采!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
真田広之主演&プロデュース作「SHOGUN 将軍」LAでのスクリーニングで海外メディアが拍手喝采!

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真田広之主演&プロデュース作「SHOGUN 将軍」LAでのスクリーニングで海外メディアが拍手喝采!

Disney+の「スター」にて真田広之が主演とプロデューサーを務めた「SHOGUN 将軍」が2024年2月27日(火)より配信される。このたび、真田ら製作陣が登壇した、ロサンゼルスでのスクリーニング記者会見の模様が到着した。

【写真を見る】「SHOGUN 将軍」のスクリーニング記者会見に真田広之、ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウらが登壇した
【写真を見る】「SHOGUN 将軍」のスクリーニング記者会見に真田広之、ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウらが登壇した[c]2023 Disney and its related entities

戦国時代の日本を描くジェームズ・クラベルによる小説「SHOGUN」を原作にした本作。『トップガン マーヴェリック』(22)の原案を手掛けたジャスティン・マークスや、真田らハリウッドの製作陣が集結し、徳川家康ら歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜を舞台にした物語を描く。窮地に立たされた戦国一の武将、吉井虎永(真田)と、その家臣となったファースト・サムライの按針(コズモ・ジャーヴィス)、そして彼らの運命の鍵を握る謎多きクリスチャンの戸田鞠子(アンナ・サワイ)を軸に、SHOGUNの座を懸けた、陰謀と策略が渦巻く戦国スペクタクルが描かれていく。本作は全10話のリミテッドシリーズで、初回は2話配信。その後毎週1話ずつ配信され、最終話は4月23日(火)に配信される予定だ。

本日12月26日は江戸幕府初代将軍となった歴史上の人物、徳川家康の誕生日。そんな家康からインスパイアされたのが、本作の主人公、覇権をねらう五大老と敵対し命を懸けて戦う武将の吉井だ。彼に敵の包囲網が迫っていたある日、イギリス人航海士、ジョン・ブラックソーン(のちの按針)が吉井の領地に漂着。吉井は、語学に堪能でキリスト教を信仰する戸田に按針の通訳を命じ、しだいに按針と戸田の間には固い絆が生まれ始める。一方で按針を利用して窮地を脱する吉井だが、按針から世界を見聞きし、幾度も命を救われることで侍の地位に取り立てることに。そんななか、五大老の脅威が次々に迫り、吉井は絶体絶命の状況に追い詰められていく。しかし彼の勝利への種まきは按針の漂着からすでに始まっていた。

日本時間12月5日、ロサンゼルス時間12月4日に、ウエストハリウッドにあるロンドン・ホテルで、本作を初めて現地メディアにお披露目する「SHOGUN 将軍」スクリーニング記者会見が開催された。アメリカ国内とインターナショナルのジャーナリスト約50人が招かれた会場で1話と2話が初上映され、上映後は「あそこまで拍手が起こるとは期待してなかったので、うれしかった」と真田も驚くほど、メディアは拍手喝采で大絶賛。記者会見には、プロデューサーと主演を務める真田のほか、共同クリエイターでショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサー、脚本家であるマークスとレイチェル・コンドウのコンビ、エグゼクティブ・プロデューサーのミカエラ・クラヴェル、日本人プロデューサーの宮川恵理子が出席した。

数々のハリウッド大作に出演してきた真田は会見で「いつも孤軍奮闘してなんとか日本人がおかしくないものにしようという戦いはずっと続いていました」と内なる想いを吐露。「どのプロジェクトでもできるだけ直そうとしたり、コンサルティング的なことはずっとしていたのですが、やはりイチ俳優としてできることの限界をずっと感じていました」と、実はハリウッドで挑戦するなかで葛藤を抱いていたことを明かした。本作については「僕にとって奇跡のようなプロジェクトでしたし、プロデューサーとして初めての経験でした。日本人として、僕は日本の文化を正しく世界に紹介したかったんです。それはいつも僕の夢でした」と、葛藤があったからこそ晴れてプロデューサーとしてこの作品を作ることができた喜びを語っている。

本作には真田のほかにも、危険な野心を持つ吉井の側近、樫木藪重役に浅野忠信、ブラックソーンの船が発見された漁村で藪重に仕える若き武将、樫木央海役に金井浩人、吉井の最大のライバルである武将、石堂和成役に平岳大、夫と子どもを失った悲しみのなかで新たな目的を見つけなければならない未亡人、宇佐見藤役に穂志もえかなど、この作品でしか成し得ない豪華な顔ぶれが勢ぞろい。また、吉井の信頼する将軍で親友の戸田広松を西岡徳馬、鞠子の嫉妬深い夫である戸田広勝(文太郎)を阿部進之介、吉井の息子で、自分の力を証明したいと強く願う吉井長門を倉悠貴、全国にその名を轟かせる遊女、菊を向里祐香、そして虎永の権力に終止符を打つためなら手段を選ばない、世継ぎの母として尊敬される落葉の方役を二階堂ふみが演じる。


日米の映画界で長きにわたって活躍してきた真田の渾身の一作はどのようなものなのだろうか?ハリウッドのスケールと臨場感で描かれる戦国スペクタクルドラマに期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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