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強さと優しさ、弱さも内包した英雄…キラ・ヤマトの視点で『機動戦士ガンダムSEED』のストーリーをたどる

コラム

強さと優しさ、弱さも内包した英雄…キラ・ヤマトの視点で『機動戦士ガンダムSEED』のストーリーをたどる

ラクスを中心に「コンパス」が設立。平和のためにキラは戦い続ける

第二次連合・プラント大戦の終結後、オーブを中心に、地球連合軍大西洋連邦、プラントが共同して組織し、ラクスを初代総裁に据えた世界平和監視機構「コンパス」が設立。キラも新型機ライジングフリーダムガンダムを駆り、コンパスのモビルスーツ部隊を率いる隊長を務めることに。敵として激闘を繰り広げたシンとも和解。シンもキラのもとで共に戦っている。

キラと共に平和への道を模索し、現在はコンパスの総裁を務めているラクス・クライン
キラと共に平和への道を模索し、現在はコンパスの総裁を務めているラクス・クライン[c]創通・サンライズ

数々の戦いを経てキラは、自分がコーディネイターであるということ、両親は実の親ではなかったという衝撃の事実を知り、そうした出自を持つからこそ運命のように戦闘に引き寄せられてしまっていた。しかし、キラの本質には戦いを嫌う思いがあり、そして自分の周りの大切な人々を守るために戦場に向かう優しさを持ち続けている。


【写真を見る】キラが新たに搭乗するライジングフリーダムガンダム
【写真を見る】キラが新たに搭乗するライジングフリーダムガンダム[c]創通・サンライズ

キラは遺伝子的に完璧な人類のように言われているが、本当は脆く傷つきやすい。キラが見せる強さと優しさは、そうした相反するものを内包しているからこそ持ち得る人間らしさの表れなのかもしれない。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、キラの持つ人間性とラクスへの想いが、物語の重要な軸として描かれている。

文/石井誠

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