真田広之、渾身のハリウッド初主演ドラマ「SHOGUN 将軍」を引っ提げ日本に凱旋!「見どころは全シーン。すべてのカットが宝物」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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真田広之、渾身のハリウッド初主演ドラマ「SHOGUN 将軍」を引っ提げ日本に凱旋!「見どころは全シーン。すべてのカットが宝物」

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真田広之、渾身のハリウッド初主演ドラマ「SHOGUN 将軍」を引っ提げ日本に凱旋!「見どころは全シーン。すべてのカットが宝物」

真田広之がハリウッド初主演とプロデュースを務め、1975年に発表されたジェームズ・クラベルの小説を壮大なスケールでドラマシリーズ化したディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ「SHOGUN 将軍」(2月27日より独占配信)。本作のジャパンプレミア試写会が2月19日、東京・日比谷のTOHOシネマズ日比谷にて開催。真田を筆頭にしたキャスト・スタッフ陣が集結した。

第1話&第2話の上映前に、キャスト・スタッフ総勢9名が舞台挨拶に登壇
第1話&第2話の上映前に、キャスト・スタッフ総勢9名が舞台挨拶に登壇

本作の舞台は“関ヶ原の戦い”前夜の戦国時代。最強の武将である吉井虎永(真田)は、覇権をねらう大老衆と敵対し苦境に立たされていた。そんなある日、英国人航海士のジョン・ブラックソーン(コスモ・ジャーヴィス)が虎永の領地へ漂着。虎永はキリシタンで語学に堪能な戸田鞠子(アンナ・サワイ)に通訳を命じ、按針と名乗るようになったブラックソーンを利用して窮地を脱するのだが…。

ハリウッドが描く“日本の魂”として、すでに世界中から大きな注目を集めている本作は、今回の試写会が日本初お披露目。その記念すべき場に登壇したのは、虎永役の真田とブラックソーン役のジャーヴィス、鞠子役のサワイ、石堂和成役の平岳大、戸田広松役の西岡徳馬に、落葉の方役の二階堂ふみ。さらにエグゼクティブプロデューサー/ショーランナーを務めたジャスティン・マークスと、エグゼクティブプロデューサーのレイチェル・コンドウとミカエラ・クラベルの9名。

喜びのあまり役柄の紹介を飛ばしてしまった真田広之
喜びのあまり役柄の紹介を飛ばしてしまった真田広之

「長い旅路の果てに、ようやく日本の皆さまにお披露目できる日が来たこと、多くのスタッフキャストの情熱の結晶を観ていただける日が来て、とてもうれしく思っています」と感無量の面持ちで挨拶した真田。「この役をお引き受けしようとなった時、なぜいまこの役を演じるのかということを考えました。モデルになった家康公の功績、戦乱の世を終わらせ長きにわたる平和な時代を築いた。その役を演じることは、まさにいまこの時代だからこそ求められているヒーロー像なんだろうと感じ、飛び込みました」と本作への想いを述懐。

そして「シナリオに沿って作っていくこと、歴史はもちろん大事なことですが、オリジナリティをどうクリエイトするかが一番大事でした。あとは勇気をもって日本から海外の作品に飛び込んでくれたキャストや時代劇のスペシャリストであるクルーたちの才能をいかに最大限に引き出すかが自分の仕事だと考え、常に現場で一緒に戦って参りました。この世の東西の壁を乗り越え、一丸となって作ったことこそが、世界へのメッセージ。本当に素敵な経験をさせていただきました」と熱く語った。

漂着する英国人航海士の按針を演じたコスモ・ジャーヴィス
漂着する英国人航海士の按針を演じたコスモ・ジャーヴィス

一方、按針役を演じたジャーヴィスは異国の文化を描く作品に挑戦したことについて「苦労はありましたが、それは自分が演じたブラックソーンの道のりに沿うものがあったのでとても良かったと思っています」と振り返り、「真田さんとは最初は目だけでコミュニケーションをしていました。だんだんお互いを知るにつれて関係も深まっていき、聞きたいことがあれば常にそばにいてくださったし、仕事に対する姿勢も見習いたいと思いました」と、座長として、プロデューサーとして作品に真摯に向き合った真田へ敬意を表す。

またトークセッションでは、それぞれ撮影現場での印象的な出来事を振り返っていく。サワイは「すべて重要なシーンなので一つ選ぶのは難しいのですが…」と前置きをした上で、「鞠子にとって分岐点になるようなシーンがあり、演じている時に本気でやりすぎて薙刀が半分に折れてしまったり、家に帰ったら歯が半分かけていたことがありました」と、役柄に没入しすぎたエピソードを披露。

【写真を見る】二階堂ふみが和装で登壇!初ハリウッドの現場では「ドーナツ」と呼ばれていた?
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今作でハリウッドデビューを飾った二階堂も「びっくりするような経験の毎日で、本当に贅沢な時間を過ごさせていただきました」と目を輝かせ、「時間のかかる撮影の間では、常に美味しいドーナツとコーヒーをいただけて、私にとっての憩いの場となっていました。いつの間にか、呼び込むスタッフの方が私の顔を見るたびに『ドーナツ?』って聞いてくるようになりました」と照れくさそうにハリウッドでの貴重な体験を振り返っていた。


最後に登壇者を代表してマイクを取った真田は、これから作品を観る世界中の観客に向けて「見どころは全シーンです」とアピール。「すべてのエピソードの全カットが宝物。参加した者たちの思いを汲み取りながら観ていただきたい。1話と2話はまだ始まりに過ぎません。回を増すごとに、濃く、激しく、そしてドラマティックに盛り上がっていきますので、ぜひ最後まで堪能していただければと思います」と呼びかけた。

取材・文/久保田 和馬

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