真田広之、二階堂ふみら実力派俳優集結！戦国ドラマ「SHOGUN 将軍」の注目キャラクターを予習しよう

日本が世界に誇る名優、真田広之がハリウッド作品で初主演を飾り、自らプロデュースも務めたディズニープラス「スター」オリジナルシリーズ「SHOGUN 将軍」(配信中)。2月27日に第1話・第2話の配信がスタートするや大反響を巻き起こしている本作をさらに堪能するため、鑑賞前に予習しておきたい7名の注目キャラクターたちを一挙に紹介していこう。

ジェームズ・クラベルの小説「将軍」を原作とした本作は、徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた壮大な戦国スペクタクル。戦国最強の武将・吉井虎永(真田)は、覇権を狙う五大老と対立し孤立無援の状態に。そんなある日、彼の領地に英国人航海士のジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャーヴィス)が漂着。彼から世界を見聞きし、幾度も命を救われることで窮地を脱する虎永だったが、五大老の脅威が次々と迫り、ついに絶体絶命へと追い詰められることになる。

窮地に立たされた戦国武将、吉井虎永

『ラスト　サムライ』(03)や『ウルヴァリン：SAMURAI』(13)、そして『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23)など、数々のハリウッド大作映画に出演してきた真田が演じるのは、本作の主人公である吉井虎永。戦乱の世に終止符を打ち、長らく平和の世を築いた徳川家康にインスパイアされて誕生したキャラクターだ。

物語の舞台となるのは、“関ヶ原の戦い”前夜の1600年。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名である虎永は太閤の寵愛を受け、太閤の子が成人するまで命を懸けて守ることを誓っていたが、大坂城の城主である五大老の1人石堂和成(平岳大)の策略によってほかの大老たちと対立関係に陥る。窮地へと追い詰められた彼は、優れた先見の明とリーダーシップを武器に、戦国の世に革命を起こしていく。

虎永と運命を共にする英国人航海士、按針(ジョン・ブラックソーン)

『レディ・マクベス』(16)や『説得』(22)のコズモ・ジャーヴィスが演じるのは、のちに按針と呼ばれることになる英国人航海士ジョン・ブラックソーン。徳川家康に仕え、外国人として初めて“侍”となったウィリアム・アダムス/三浦按針にインスパイアされた、物語のキーパーソンとなるキャラクター。

当初は捕虜として囚われの身になってしまうブラックソーンだったが、彼の存在によって虎永は、これまで日本の友であると思われていたポルトガル人が秘密裏に日本の侵略を企てていることを知る。次第に虎永からの信頼を得ることになったブラックソーンは旗本に任命され、いつしか虎永らの戦いに巻き込まれていくことに。実は彼こそが、窮地に追いやられた虎永の状況を打開するカギとなる。

“諜反人の娘”の宿命を背負うキリシタン、戸田鞠子

『ワイルド・スピード／ジェットブレイク』(21)や「モナーク：レガシー・オブ・モンスターズ」(AppleTV+にて配信中)にも出演するアンナ・サワイが演じるのは、サムライの妻であり、崇高なキリシタンでもある戸田鞠子。信仰深く静かに暗い決意を胸に秘め、虎永や按針と行動を共にする本作の最重要キャラクターの一人だ。

教養があり虎永からも信頼されている彼女は、物語の冒頭で按針の通訳として登場。多くのキャラクターの架け橋的な存在として活躍する。実は彼女には“諜反人の娘”であるという闇があり、その宿命を背負い生きてきた。様々な陰謀がうごめく戦国の世の心理戦を司っていく彼女の秘められた想いが、やがて明らかにされていく。