シリーズ“始まりの物語“を描く『オーメン:ザ・ファースト』豪華キャスト&製作陣集結のワールドプレミアが開催!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
シリーズ“始まりの物語“を描く『オーメン:ザ・ファースト』豪華キャスト&製作陣集結のワールドプレミアが開催!

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シリーズ“始まりの物語“を描く『オーメン:ザ・ファースト』豪華キャスト&製作陣集結のワールドプレミアが開催!

レジェンド・オブ・ホラー『オーメン(1976)』(76)の前日譚を描く最新作『オーメン:ザ・ファースト』(4月5日公開)。公開まで残り1週間あまりとなった本作のワールドプレミアが、現地時間3月26日にアメリカ、ロサンゼルスで開催された。

【写真を見る】主人公マーガレット役のネル・タイガー・フリーと名優ビル・ナイのツーショット
【写真を見る】主人公マーガレット役のネル・タイガー・フリーと名優ビル・ナイのツーショット[c]2024 Getty Images/Getty Images for Disney

6月6日午前6時に誕生した悪魔の子ダミアンと、彼を取り巻く人々の戦慄の連続死を描き、世界中を恐怖に包みこんだ『オーメン』。その前日譚となる本作では、ダミアン誕生の秘密が描かれる。ダミアンの誕生が迫るなか、それを拒もうとする人々が次々と惨たらしい死を遂げていた。修道女になるためローマの協会で奉仕するマーガレット(ネル・タイガー・フリー)は、その不可解な連続死に巻き込まれていく。やがて彼女は、恐怖によって人々を支配しようと、悪の化身を誕生させる教会の邪悪な陰謀を知ってしまう。

主人公マーガレット役を務めたフリー、バチカン内で大きな影響力と権力を持つローレンス枢機卿役のビル・ナイ、教会内の恐ろしい陰謀を警告するためマーガレットを探しだすブレナン神父役のラルフ・アイネソン、マーガレットと同じ孤児院で働くガブリエル神父役のタウフィーク・バルホーム、修道女見習をしているマーガレットのルームメイト、ルス役のマリア・カバレロらメインキャスト陣、そして、本作で劇場長編映画デビューをはたしたアルカシャ・スティーブンソン監督や製作総指揮と脚本を務めたティム・スミスら製作陣が登壇。また、『13日の金曜日:最終章』のジュディ・アロンソンやジル・シュエレンといった歴代ホラー映画を彩ってきた豪華ゲストも一同に会し、約半世紀にわたり続くシリーズ最新作の完成を祝った。

ダミアン誕生を巡る連続死に巻き込れる、修道女マーガレットを演じるネル・タイガー・フリー
ダミアン誕生を巡る連続死に巻き込れる、修道女マーガレットを演じるネル・タイガー・フリー[c]2024 Getty Images/Getty Images for Disney

会場となったのは、映画の不穏な世界観を思わせるワインレッドのカーペットや教会の懺悔室を想像させるブース、衣装展示で装飾されたリージェンシービレッジシアター。神父や修道女の仮装をしたファンたちの前に姿を見せたフリーは、待望のお披露目の瞬間を前に興奮した様子を見せた。自身もホラーファンだと語る彼女は、「映画のなかには、1976年公開の『オーメン』を象徴するような小さな瞬間がたくさんあります。幻想的な死や狂気的な暴力シーンは、すべてオリジナルへのオマージュであり、イースターエッグを見つけるような楽しさがあるんです」と語り、かつて世界を震撼させた初代『オーメン』に繋がる新たな発見がある作品だと熱烈にアピールする。

そんな彼女の演技を称賛するナイは、「(僕は)ネル・タイガーのフリーが大好きなんです。彼女は本当に素晴らしい。僕の新しいお気に入りです」と笑顔をみせた。また本作の見どころについては、「ネタバレになるからあまり話せないけど、大きなテーマとして善対悪を描いている。一足先に観た人は、“トラウマになった”と言いました。まあ、それが私たちが目指していることなんですけどね」とコメント。世界を恐怖に陥れた『オーメン』同様、本作がトラウマ級に恐怖を感じるホラーファン必見の一作であると念を押した。

マーガレット役のネル・タイガー・フリーと、監督のアルカシャ・スティーブンソン
マーガレット役のネル・タイガー・フリーと、監督のアルカシャ・スティーブンソン[c]2024 Getty Images/Getty Images for Disney

そのオリジナルの『オーメン』について、「お気に入りの作品のひとつです。だから、その歴史の一部になれることは特別なこと」と話すスティーブンソン監督もまた、大のホラー好き。「『オーメン:ザ・ファースト』のポイントは、できればいくつかの疑問に答えることでした」と、“悪魔の子ダミアンはどこから来たのか?”、“ダミアンは山犬から生まれた”というファンだからこそ知りたかった部分を本作で掘り下げたと明かした。さらにスティーブンソン監督は、「でも、オーメン・ファンである私自身にとっては、新たな疑問の箱が開いたようで、彼らやフランチャイズにとってエキサイティングな探求が続いている。私はそう感じています」と笑顔で話し、本作を手掛けたことでさらにその先も見たくなったと語った。その後、会場では、本作が初めて一般にお披露目された。上映後観客たちからは拍手が巻き起こり、ホラー映画を観た後とは思えないほどの大盛況で、ワールドプレミアは幕を閉じた。


公開から半世紀が過ぎてもなお色褪せることのないレジェンド・オブ・ホラー『オーメン』のはじまりを描く本作。はたして、悪魔の子ダミアン誕生の秘密とは?マーガレットの前に明かされる衝撃の真実とは?ぜひ劇場で目撃してほしい。

文/サンクレイオ翼

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