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【ネタバレレビュー】どうする虎永!最大の危機と衝撃に声が漏れる「SHOGUN 将軍」第7話

コラム

【ネタバレレビュー】どうする虎永!最大の危機と衝撃に声が漏れる「SHOGUN 将軍」第7話

いまひとたび長門が巻き起こす、衝撃すぎるラスト…

先見の明を持つ吟は、虎永に江戸の土地を求めて交渉
先見の明を持つ吟は、虎永に江戸の土地を求めて交渉[c] 2024 Disney and its related entities

そんな男たちに対して、女性たちは肝が座っていること!虎永に先の件を申し入れた文太郎の前で「私の命は夫の思うがままでござりまする」と言い切る鞠子、「我らはできる時にできることをいたすもの。あとはそれで足りるよう、祈ることしかできませぬ」と有事に備えて槍の練習をする藤(穂志もえか)、そして歳を取った遊女たちのために江戸で店を構えることを虎永に懇願する茶屋の女主人、吟(宮本裕子)。その吟はいう「宿命は刀と同じ。それを操れる者にのみ助けとなります」。これまでのエピソードでは虎永が多くの金言を放ってきたが、本作に限っては女性たちの名言が目立つ。

按針がこの窮地を救うカギとなるのか?
按針がこの窮地を救うカギとなるのか?[c] 2024 Disney and its related entities

“宿命”は本エピソードのキーワードでもある。46年前にさかのぼる冒頭の逸話では、初陣を飾った虎永に敗れた武将が「勝ち目のない戦に挑んだのは我が宿命」と言って切腹する。この時の体験はいまも虎永の心にしみついているようで、しばし回想として挿入される。吟に対しても、「我が宿命はすでに定まった」と諦め気味につぶやき、その後には信辰に降伏する旨を伝える。逆に按針は「覚悟はできている。どんな宿命が待ち構えていようと」と言うが、このような意思的な姿勢は吟のいう“刀”につながるような気がしないでもない。だとすれば、この窮地を突破するキーマンは、やはり按針なのだろうか?


長門がまさか…
長門がまさか…[c] 2024 Disney and its related entities

この第7話、物語の舞台がほぼ伊豆限定であるという点で、第4話と似ている。そしてもうひとつ、第4話と共通するのは最後の最後に虎永の血気盛んな息子、長門(倉悠貴)がまたもやらかしてくれることだ。遊女と遊んでいた信辰の不意を突き、切りかかる長門。その後の展開はぜひ観て驚いて欲しいので、あえて詳細は伏せる。これが長門の宿命だったのだろうか?この大事件は虎永にどんな影響をおよぼすのか?虎永の元を離れることをになった按針の宿命とは?次エピソードへの興味がどんどん沸き起こってくるに違いない。

【写真を見る】新たな人物の登場で巻き起こる大波乱!「SHOGUN 将軍」第7話相関図(ネタバレあり)
【写真を見る】新たな人物の登場で巻き起こる大波乱!「SHOGUN 将軍」第7話相関図(ネタバレあり)[c] 2024 Disney and its related entities

文/相馬学

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