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『変な家』の勢いが止まらない!4週連続No. 1で春休みを独占し『名探偵コナン』を迎え撃つ

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『変な家』の勢いが止まらない!4週連続No. 1で春休みを独占し『名探偵コナン』を迎え撃つ

『映画ドラえもん』vs『劇場版ハイキュー!!』が今週も熾烈なデッドヒート

さて、ランキングの2位と3位に目を向けてみると、公開6週目を迎えた『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(公開中)が、公開8週目を迎えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)を3週間ぶりに逆転。当初は春休みの首位争いを繰り広げるとみられた両者の“2位争い”のデッドヒートも引き続き見逃せないポイントとなっている。

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』が動員300万人を突破!
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』が動員300万人を突破![c]藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024

この週末3日間の『のび太の地球交響楽』の成績は動員18万2000人、興収2億2200万円で、累計成績では動員309万5000人、興収36億8000万円に到達。昨年の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(23)の同時期までの累計成績には動員、興収共にわずかに届かないものの、6週目末3日間の成績だけでみればどちらも109%。春休み後も成績を伸ばすことができれば、前作超え、すなわちコロナ禍以降でのシリーズ最高成績も見えてくる。

一方、3位となった『劇場版ハイキュー!!』のほうは、週末3日間で動員14万2000人、興収2億1300万円と、後者では『のび太の地球交響楽』にかなり僅差まで迫っている。もっとも前週、前々週と新たな入場者プレゼントが配布されていたことが好成績の維持に繋がっていたと考えると、第5弾が配布される4月20日(土)の週末に再び上位に食い込んでくることだろう。

『劇場版ハイキュー!!』は日本歴代興収ランキングの60位に
『劇場版ハイキュー!!』は日本歴代興収ランキングの60位に[c]2024「ハイキュー!!」製作委員会 [c]古舘春一/集英社

なお累計興収では92億7000万円となっており、日本歴代興収ランキングでは60位まで浮上。昨年夏からロングランが続いている宮崎駿監督のスタジオジブリ作品『君たちはどう生きるか』(公開中)をまもなく超える見込みだ。

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』(公開中)は前週に続いて4位をキープ。通常のデジタル上映に加えて、IMAXやDolby Cinemaでの上映が軒並み好調のようで、4月13日(土)にはIMAXとDolby Cinema、そして35mmフィルム版の3フォーマットを1日で鑑賞する「3フォーマット制覇バスツアー」が開催。3時間の長尺作品を1日で3回観るという超ハイカロリーな鑑賞スケジュールながら、すでに定員に達しているとのこと。

『オーメン:ザ・ファースト』は8位からのスタートに
『オーメン:ザ・ファースト』は8位からのスタートに[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

そして、1970年代に一世を風靡したオカルトホラー映画『オーメン』(76)の前日譚として“悪魔の子”ダミアンの誕生にまつわる秘密が明らかにされる『オーメン:ザ・ファースト』(公開中)が初日から3日間で動員4万6169人、興収6448万円を記録。8位に初登場を果たした。

以下は、1~10位までのランキング(4月5日〜4月7日)
1位『変な家
2位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
3位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
4位『オッペンハイマー』
5位『四月になれば彼女は』
6位『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
7位『ゴジラ-1.0』
8位『オーメン:ザ・ファースト』
9位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
10位『恋わずらいのエリー』


今週末は、先述の通り「劇場版 名探偵コナン」シリーズの第27作となる『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がシリーズ史上最大規模の515館(IMAX50館、MX4D13館、4DX64館、Dolby Cinema8館を含む)で公開されるほか、ソフィア・コッポラ監督がエルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの回想録を映画化した『プリシラ』(4月12日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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