ブラムハウス大解剖!ギネス級の低予算から“ホラーの金字塔”まで、人気シリーズを総ざらい|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ブラムハウス大解剖!ギネス級の低予算から“ホラーの金字塔”まで、人気シリーズを総ざらい

コラム

ブラムハウス大解剖!ギネス級の低予算から“ホラーの金字塔”まで、人気シリーズを総ざらい

2000年に設立され、2006年ごろから本格的に自社での映画製作をスタートさせた「ブラムハウス・プロダクションズ」。それから20年と経たないあいだに手掛けた作品は、映画とドラマシリーズをあわて150本以上。そのなかでも、創設者であるプロデューサーのジェイソン・ブラムが“恐怖の工場長”とも称されるように、ブラムハウスの看板はやはりホラー/スリラー映画だ。

第1作の大成功を機にシリーズ化された『パラノーマル・アクティビティ』
第1作の大成功を機にシリーズ化された『パラノーマル・アクティビティ』[c]Everett Collection/AFLO

スタジオの名を世に知らしめた『パラノーマル・アクティビティ』(07)から最新作『ナイトスイム』(6月7日公開)に至るまで、ブラムハウスの手掛けた“怖い映画”は日本に紹介されているだけで100本以上にのぼる。今回お届けする3回連続のコラムでは、ブラムハウスの“怖い映画”を可能な限りピックアップし、世界中の映画ファンを魅了するクリエイティブの秘密に迫っていく。第2回は、ブラムハウスの屋台骨といえる人気シリーズを中心に、興行面で大成功を収めた作品の数々を取り上げていきたい。

伝説と化した「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ

2台のカメラを用いたり、シリーズを重ねるごとに表現方法にも変化が
2台のカメラを用いたり、シリーズを重ねるごとに表現方法にも変化が[c]Everett Collection/AFLO

ブラムハウスの代名詞といえば、“低予算”、“ハイクオリティ”、そして“高収益”の三本柱。それを確立するきっかけとなったのは、ファウンド・フッテージ・ホラーというジャンルの新たな可能性を導きだした『パラノーマル・アクティビティ』(07)だろう。

とある豪邸で深夜に起こる怪奇現象の謎を解明するために設置された定点カメラに映る、不可解な光景。ゲームデザイナーだったオーレン・ペリがわずか1万5000ドルの製作費で作りあげた自主制作映画に商業的な可能性を見出したブラムがプロデューサーに名乗りをあげ、高額な製作費でリメイク版を作ろうとした配給会社を説得。ほぼオリジナルの状態で劇場公開にこぎつけた作品だ。


6作目の『パラノーマル・アクティビティ5』はシリーズ初の3D映画で臨場感が倍増
6作目の『パラノーマル・アクティビティ5』はシリーズ初の3D映画で臨場感が倍増[c]Everett Collection/AFLO

小規模公開でスタートしたものの、たちまち口コミで話題が広がり北米週末興収ランキングで首位にのぼりつめるほどの大ヒット。全世界興収は1億9335万ドルにのぼり、“もっとも収益率の高い映画”としてギネス世界記録にも認定されたほどだ。

その後も前日譚や続編などシリーズ化され、これまでに7作品が作られているが、1作目から6作目までの制作費を合計してもわずか3000万ドルほど。ハリウッドのスタジオ製作作品の平均予算は1本あたり7000万ドルといわれているだけに、その破格の安さは一目瞭然。それを可能にするのは、やはりクリエイターの持つ豊かなアイデアという中身の部分にすべてを注ぎ込んでいるからだろう。そして「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの全世界興収は8億ドルを超えている。

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【ブラムハウスの代名詞!オリジナル&単体作】25本
【大ヒットシリーズ&続編たち】36本
【掘り出し物多数!劇場未公開作】35本

〆切は、6月30日(日)の23:59まで。
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