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ブレイク寸前の高良健吾が、3作品でバンドマン役“演じ分け”の妙技!

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ブレイク寸前の高良健吾が、3作品でバンドマン役“演じ分け”の妙技!

2010年、ブレイク必至の若手俳優・高良健吾のカメレオン俳優ぶりが話題だ。とくに驚くのが、昨年から今年にかけて、『フィッシュストーリー』(09)、『BANDAGE バンデイジ』(1月16日公開)、『ソラニン』(4月公開)で、いずれも“バンドマン”役に扮していることだ。しかも、それぞれ全然違うキャラに演じ分けているところがすごい!

昨年公開された伊坂幸太郎原作の映画化作品『フィッシュストーリー』では、パンクバンド「逆鱗」のヴォーカル五郎役だった。髪も短くてハードなロッカー役で、彼の歌声の評価も高かった。

赤西仁主演、小林武史監督作『BANDAGE バンデイジ』では、バンド「LANDS」の天才的な音楽センスをもつギタリスト・ユキヤ役に。長髪で、これまでにないクールな大人のキャラが新鮮である。

そして、宮崎あおいの相手役を務める『ソラニン』では、ヒロインの恋人で、バンド「ロッチ」のギター&ヴォーカル担当の種田役を好演。メガネをかけ、等身大の青年役を爽やかに演じていて好感度大。3作品を観るかぎり、それぞれが別人のようで、改めて彼のカメレオンぶりに感嘆する。

2009年はその他『禅 ZEN』、『蟹工船』、『ハゲタカ』、『南極料理人』と、多数の作品でいろんな表情を見せてきた高良だが、2010年は更なる活躍ぶりを見せてくれそうだ。すでに話題沸騰の村上春樹のベストセラーの映画化『ノルウェイの森』(2010年12月公開)では重要なキャラクター、キズキ役にキャスティングされているし、東京フィルメックスでお披露目された、松田翔太、安藤サクラとの共演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(初夏公開)もすでに前評判が高い。

映画ファンの間ではしっかり人気も定着した感のある高良健吾だが、2010年はいよいよ本格的にブレイクしそうな予感! 早速、待機作をチェックしてみては。【Movie Walker/山崎伸子】

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