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閉鎖空間で客からのハラスメントの嵐…『ロイヤルホテル』衝撃の予告映像

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閉鎖空間で客からのハラスメントの嵐…『ロイヤルホテル』衝撃の予告映像

キティ・グリーン監督、ジュリア・ガーナー主演で描く新感覚フェミニストスリラー『ロイヤルホテル』(7月26日公開)。本作より、日本版予告編と新場面写真が解禁となった。

【写真を見る】ワーキングホリデーで稼ぐためたどり着いたパブに待ち受けていた恐怖とは?
【写真を見る】ワーキングホリデーで稼ぐためたどり着いたパブに待ち受けていた恐怖とは?[c]2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW

本作は、『アシスタント』(19)のグリーン監督、主演のガーナ―が再タッグを組む本作。オーストラリアの荒野にたたずむ「ロイヤルホテル」という名のさびれたパブを舞台に、ワーキングホリデーに来た女性2人に襲いかかる身の毛もよだつ悪夢が描かれる。モデルとなっているのは、2016年に『Hotel Coolgardie(原題)』としてドキュメンタリー映画化された、オーストラリアに実在するパブ。このドキュメンタリーは、フィンランドの女性バックパッカー2人が住み込みで働くなかでハラスメントを受ける様子を詳細に記録したものだ。本作を手がけたグリーン監督は、審査員を務めた映画祭でこのドキュメンタリー映画を目にし、そこからインスピレーションを受け本作を作り上げた。2023年9月に第50回テルライド映画祭、続く第48回トロント国際映画祭でも上映され好評を博し、『燃ゆる女の肖像』(19)、『パラサイト 半地下の家族』(19)などのヒットが続く新進気鋭の映画スタジオNEON配給により2023年10月に全米公開。限定公開ながらもクリーンヒットとなり、最後のラストシーンを巡っては物議を醸した。

このたび解禁となった予告編では、主人公ハンナ(ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)が、ワーキングホリデーで稼ぐため、パブ「ロイヤルホテル」にたどり着く様子が。そこで起こる客たちからのハラスメントにより、次第に追い詰められていく2人の様子が描かれている。「賢い○○犬め」と衝撃的な差別用語を放つパブの店主ビリー(ヒューゴ・ウィーウィング)、「前かがみで酒を出しな」と揶揄う中年女性客、ちょっかいを出す男性客に「しつこい」と注意した途端、椅子を蹴り上げ脅す男性客など、ハラスメントのオンパレードが繰り広げられる恐ろしい予告編だ。

あわせて解禁となった場面写真は6点。怪訝そうな顔でなにかを見つめるハンナ、笑顔で接客するリブ、アルコール依存症の店主ビリー、そして斧を持ったハンナに迫る恐ろしい表情をした男性の姿など、不穏な空気が漂うものとなっている。


電波も通じない、バスもほとんど来ない、閉鎖的な場所に隔離された彼女たちを待ち受ける結末とは?本作の物語をぜひ劇場で受け止めてほしい。

文/鈴木レイヤ

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