萩本欽一、自身のドキュメンタリー完成も「観たくない。ずっと観ない」と爆笑トーク!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
萩本欽一、自身のドキュメンタリー完成も「観たくない。ずっと観ない」と爆笑トーク!

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萩本欽一、自身のドキュメンタリー完成も「観たくない。ずっと観ない」と爆笑トーク!

萩本欽一の番組制作の過程に迫ったドキュメンタリー『We Love Television?』(11月3日公開)の完成披露上映会が9月16日に浅草公会堂で開催され、萩本欽一と土屋敏男監督が登壇。萩本が「観たくないし、ずっと観ない。“言わなきゃよかったな”ということまで映ってるみたいだから、不愉快な映画」とぶっちゃけ、会場を笑わせた。

本作は、かつて“視聴率100%男”と呼ばれ、テレビをエンタテインメントの王様にした立役者・萩本欽一に、日本テレビの名物プロデューサー・土屋敏男が密着した映像日誌。

土屋監督は「テレビをずっとやってきて、テレビって何だろうということを知りたかった。視聴率って何だろう、視聴率30%って何だろうと探っていくと、萩本欽一に行き着く。自分のなかのテレビっていうものは何かというものを明らかにしたかった」と萩本に密着した理由を吐露。「欽ちゃん!」との大歓声を浴びて登場した萩本は、自身の姿を追ったドキュメンタリーにも関わらず、「(完成作を)観てないし、観てほしくない」と語り、会場の爆笑をさらった。

土屋監督は2011年から6年にわたって、萩本に密着した。土屋監督の「映画にしますよ」との言葉あまり信じていなかったようで、「気がつかないうちに撮られていた」と驚く萩本。

土屋監督が「カメラを意識していない萩本欽一は初めて」と萩本の素顔をとらえたことに自信をのぞかせると、萩本は「死んだときに、俺の遺言として流そうとしているのかと思った。死んでからならいいやと思って、使われた困るようなことも言っている。タバコを吸っているときは本心が出るけれど、タバコを吸っているシーンがいっぱい映っているらしい」と自分でも「困る」と思うくらい、本音をさらけ出しているそうで、だからこそ「観たくないというか、観られない」と語っていた。

自分にとって本作は「ドキュメンタリーじゃない。ドッキリ。ドッキリメンタリーでコマッタリー」と表現して会場を笑わせた萩本。「困った」と言いつつも、しっかりとタキシードに身を包みレッドカーペットも闊歩。「若い人に言いたい。土屋さんの度胸、ずうずうしさ。これに続けと言いたい」と土屋監督の貪欲さに惚れ惚れとしていた。【取材・文/成田おり枝】

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