生田斗真、広瀬すずの告白に胸ズキュン!「心臓が2秒くらい止まった」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
生田斗真、広瀬すずの告白に胸ズキュン!「心臓が2秒くらい止まった」

インタビュー

生田斗真、広瀬すずの告白に胸ズキュン!「心臓が2秒くらい止まった」

生田斗真と広瀬すずが、河原和音の少女コミックを映画した『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)で初共演を果たした。2人が紡いだのは、“先生と生徒”の純愛。大人の色気をさりげなく漂わせる伊藤先生を演じた生田と、初めての恋にまっすぐに立ち向かっていく少女・響に扮した広瀬。大人の男性と初恋に戸惑う女子高生との恋はドキドキに満ちている。生田と広瀬にインタビューし、お互いへのドキドキ度を語ってもらった。

無愛想な社会科教師・伊藤先生に、いつしか恋をしていた高校2年生の響。2人の切なくもピュアな恋模様が描かれる本作。メガホンをとるのは、『僕等がいた』でも生田とタッグを組んだ三木孝浩監督。『僕等がいた』以来、5年ぶりの恋愛映画となったが、生田は「『僕等がいた』を撮ったときに、三木監督から『30代を迎えて、大人になった生田斗真を撮ってみたい。いつかまた一緒にやろう』と言っていただいたんです。今回はその約束を果たした形になります」と監督との“男の約束”を叶えた作品だと話す。

大人の生田斗真。本作にはその魅力がギュッと詰まっている。広瀬は「同世代の女の子たちは、みんな伊藤先生に恋するんじゃないかな」と瞳を輝かせる。「生田さん演じる伊藤先生がいてくださったから、まっすぐに響として生きられた」と言うように、生田と伊藤先生が重なる点もあった様子。冬に敢行された撮影で、雨に打たれてびしょ濡れになるシーンもあった広瀬。なんとそのシーンの撮影後には、生田が「風邪引くなよ」と広瀬の頭をポンとなでたのだとか!

広瀬は「少女マンガで見るようなやつですよね!『生田さん、伊藤先生だな』と思いました」と楽しそうに振り返り、「普段から、自然とそういった優しさがある方なんです。そこに伊藤先生を重ねることができたので、響として生きられた。それがすごく大きいです。本当に常に懐深く、現場にいてくださいました」と語る。

生田は「100点!」と広瀬の回答に大満足。「あはは!」と笑い合う姿からも、彼らの間に居心地のよい空気が流れていることがわかる。そして生田も「広瀬すず史上、一番かわいい映画です。しばらく更新されないと思います。恐ろしいくらいかわいかった」と広瀬の演じた響を大絶賛。とりわけ告白シーンには胸を鷲掴みにされたそうで、「響が『好きになってもいいですか?』とうシーンは、僕も含めてですが、男性スタッフはたぶん2秒くらい心臓が止まっている(笑)。一瞬、時が止まるような感覚になったのを覚えています」。

さらに「すずちゃんは、演じていて“嘘がない人”。空気を変える力がある人なんです。車の中のシーンなんかも、僕は前を向いているので、彼女がどんな表情をしているのかわからないんですが、それでも響の悲しい気持ちやオーラがバンバン伝わって来た。心の奥底からそういった感情が湧き上がっているんだなと感じたし、『ものすごい力がある人なんだな』と驚いたことを覚えています」と広瀬の女優力に驚く。

広瀬は、屋上で伊藤先生と響がキスを交わすシーンが印象深いという。「響としては何が起きているかわからないシーンなんですが、伊藤先生の仕草はとても丁寧でゆっくりで。伊藤先生は響の方に触れて、そのまま歩いて行ってしまう。こちらはフリーズする感じがして、『ああ、恋ってこういうものなんだ。こういう想いもするものなんだ』と感じた瞬間でした」。そして、仕草に関する胸キュンポイントがもう一つ。「伊藤先生と響が、放課後に残って教室にいるシーン。伊藤先生が無言で頭をかく仕草はキュンとしますね!」と言うから注目だ。

2人のピュアでひたむきな想いが胸を打つ。生田は「劇中で(森川葵演じる)千草が『好きになっちゃいけない人なんていない』というセリフがあります。大人になると、なるべくリスクのない方を選択しがちだし、自分の感情にブレーキをかけることも増えていくと思うんです。そんな中、千草のそのセリフは一観客としてもグサッとくるものでした。『好きなものは好きでいていいんだ』『やりたいことはやりたいと言っていいんだ』と教えてくれた」と新鮮な気持ちをもらったという。

また、本格的ラブストーリーは初めてとなった広瀬は「もし片想いをしている人がいたら、響の『想いは伝えなくちゃいけない、伝えたい』という姿から、何か感じてもらえることがあればとてもうれしいです」と“恋する人”にエールを贈る。人を想うまぶしさとときめきを、ぜひスクリーンで体感してほしい。【取材・文/成田おり枝】

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