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カン・ドンウォン「引退しないといけないと思った」に「イヤ!イヤ!」の声

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カン・ドンウォン「引退しないといけないと思った」に「イヤ!イヤ!」の声

韓国発のクライム・アクション映画『MASTER/マスター』(11月10日公開)のTOHOシネマズ上野オープン記念舞台挨拶が11月6日に行われ、来日を果たしたカン・ドンウォンが登壇。壮絶なアクションシーンの撮影で、「引退しないといけないと思った」というほどの大ケガを負ったことを明かした。

次々と詐欺事件を繰り返す男と彼を追う刑事の壮絶な攻防戦を描く本作。イ・ビョンホンが、人々から巨額を巻き上げる大悪人を演じたことでも話題だ。この日、ドンウォンは客席の間を通ってファンとハイタッチしながら登場。「お久しぶりです」と日本語で挨拶し、「キャー!」と大歓声を浴びた。

体当たりのアクションシーンも大きな見どころだが、ドンウォンは「撮影中に危険な事故があった」と告白。「ガラスが割れるシーンで、破片が顔に飛んで来て、すぐに病院に行きました。内側から3針、外側から4針縫いました。首にもガラスが刺さってしまいました」と顔にケガをしてしまったそう。「顔中から血が流れていました。もう引退しないといけないかと思いました」と話すと、会場のファンからは「イヤ、イヤ!」と大きな“引退反対”の声が上がっていた。

共演者のイ・ビョンホンについては「集中力が素晴らしくて、勉強になりました。セリフの発声がとてもいいんです。僕も頑張らないと」と刺激をたっぷり受けたというドンウォン。「日本映画に出演してみたいなと思っています」と今後の展望を語ると、会場から拍手が湧き上がった。

「是枝裕和監督とも撮ってみたいし、中島哲也監督とも一緒に映画を撮れたらいいなと思っています。素晴らしいみなさんと映画を撮りたいと思って、心はいつもオープンにしています」と胸の内を語りつつ、「でも日本語の準備ができているか、可能かどうかと考えてしまいます」と心配顔。「7年前より、いいけど。まだ無理じゃないかな」と一生懸命に日本語で伝えると、会場から「大丈夫!」と太鼓判を押されていた。

最後には「今後の作品も準備しています。日本の原作のものを映画化した『ゴールデンスランバー 』。もうひとつ日本の原作で言うと『人狼』という作品も撮っています。そうやっていい作品を撮って、またみなさんとお会いしたい」と温かなメッセージを送り、大盛況のイベントを締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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