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ナオト・インティライミ、旅を経て創作意欲が爆発!映画館がライブ会場さながらに

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ナオト・インティライミ、旅を経て創作意欲が爆発!映画館がライブ会場さながらに

人気アーティストのナオト・インティライミに密着したドキュメンタリー映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』(前編は公開中、後編は2018年1月5日より公開)の初日舞台挨拶が11月23日にTOHOシネマズ新宿で開催され、ナオト・インティライミと加藤肇監督が登壇した。

本作は、忙しさに追われたナオトが純粋に音楽を楽しむ心を取り戻したいと、原点回帰をするために世界をめぐった旅の記録をおさめたドキュメンタリー映画。自身の曲『Sunday』とともに客席の間をぬってナオトが登場すると、手振りや掛け声がかかるなど、ライブ会場さながらの雰囲気に。司会から「お帰りなさい!」と言われると、ナオトは「ただいまなさい!」と大きな笑顔で挨拶した。

「本当に、旅に出てよかったなと心から思います。僕は旅をしただけだけれど、1000時間にわたる撮影の中から選りすぐりの編集をしてくださって、色々な方が作品にしてくださった」と周囲に感謝しきり。「それを全国の映画館で流していただけるなんて。信じられない」と感無量の面持ちで語った。

約半年間でアフリカ大陸14か国、ルーマニア、スウェーデン、ドイツなど世界各国を旅したナオト。いつもは「ガラケー」と告白したが、旅では「iPhoneが活躍した」そう。「iPhoneってすごい。写真、動画、ボイスメモを一手に引き受けている。すごいなこれは!と。『旅にこんな便利なものがあるのか』と劇的だった」と目を輝かせ、会場の笑いを誘っていた。

アフリカでは「物がなくても、『幸せだぜ』と笑顔で言い切れる(人々がいた)。裕福なはずの僕らが置き忘れたものがある」と感じたナオト。数々の体験ができた旅から帰国し、「監督から『サントラを作ってほしい。7、8曲あれば』と言われて、簡単に言うなよと思った(笑)。でもアイディア渋滞は著しかったので、28曲できちゃった!」と大きな影響があったという。

「主題歌の『Sunday』を帰ってきて真っ先に作ってから、堰を切ったようにそこからバーっといろいろなアイディアが。それを形にした。これでもかなり厳選した。もう28曲、すぐ作れる」とエネルギッシュな言葉を口にし、会場から拍手を浴びていた。

取材・文/成田 おり枝

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