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松岡茉優、綾野剛の予想的中に「さすが、先輩!」

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松岡茉優、綾野剛の予想的中に「さすが、先輩!」

芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を映画化した『勝手にふるえてろ』の初日舞台挨拶が12月23日にユナイテッドシネマ豊洲で開催され、松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、大九明子監督が登壇した。

本作は10年間片思いを続ける中学時代の同級生と、人生で初めて告白してくれた彼氏との間で揺れ動くヒロインの思いを描くラブ・コメディ。

映画初主演を務めた松岡は「8歳から仕事をしていて今、22歳。14年目に初めて主演を務めることができました」と感無量の面持ち。「いつか『アイツの初主演映画の初日舞台挨拶に行ったんだよ』と自慢していただけるような女優さんになりたい。映画界がもっともっと元気になるよう頑張ってまいりますので、みなさん長生きしてください」とお茶目に呼びかけて、大きな拍手を浴びていた。

これまで宣伝活動として106媒体もの取材を受けたという松岡。本作の宣伝期間は、12月22日に最終回を迎えたドラマ「コウノドリ」の撮影と重なっていたそう。松岡は「綾野剛さんから『初主演だと、取材が大変だろう?』と言っていただいた」と「コウノドリ」主演の綾野からねぎらいの言葉があったことを告白。

「そのときは、50〜60媒体の取材を受けていた頃。『50〜60ですかね』と言ったら、(綾野が)『100は行くね』と。さすが先輩!当ててきました」と綾野の予想が見事に当たったことを明かし、「たくさん主演をやられている方なので、わかっていらっしゃる。先輩はすごいなぁ!という思いです」と綾野への尊敬の念を語っていた。

また、タイトルとかけて「最近ふるえたエピソード」を披露する一幕も。松岡は「ここ一年でふるえたのは、石坂(浩二)さん、加賀(まりこ)さんからいただいた言葉」とドラマ「やすらぎの郷」で共演した大先輩の名前を挙げた。

「石坂浩二さん、加賀まりこさんが『茉優ちゃんはどういう女優さんになっていくんだろう』というお話をしてくださった。それだけでふるえていたのに、『茉優ちゃんはそのままでいいよ、そのままで行きなさい』と言ってくださった」と2人からもらった言葉を振り返り、「これまで『もっとこうした方がいいかな』と迷う場面もあった。なるべく自分を信じて、自分の思う道を進んでいいのかなと思えた。心が軽くなった瞬間」としみじみと語っていた。

取材・文/成田 おり枝

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